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東京の名門・日大三高。
2016年秋季東京大会では準優勝に終わりましたが、6年ぶり19回目の選抜出場を果たしました。
そんな日大三高には「デカプリオ」と呼ばれる注目選手も。
見所が多い日大三高の実力をチェックしてみましょう。
2017年・日大三高の実績は?
日大三高は過去輝かしい実績を残しています。
選抜は今回で19回目の出場となりますが、1971年に優勝、また3度準優勝に輝いています。
ちなみに夏の甲子園も16回出場し、2001年と2011年の2度優勝しています。
とりわけ2001年のメンバーのうち4選手もドラフトで指名されました。
東京ヤクルトでプレーしている近藤一樹投手はその当時のメンバーの1人です。
▲ プロ通算13年:登140(先発:102) 防4.65(31勝45敗1ホールド)投638.1 振462
さらに春夏通算で49勝を挙げており、今回の選抜出場で50勝という節目を迎える可能性もあります。
全国大会の戦績 -日本大学第三高等学校(東京)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 18回 | 26勝17敗 | 1 | 3 | 0 |
夏の選手権 | 16回 | 23勝14敗 | 2 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 34回 | 49勝31敗 | 3 | 3 | 0 |
秋季東京大会
そんな日大三高は強力打線が売りのチームです。
秋季東京大会では予選から自慢の打線が爆発し、着実に勝ち進んでいきました。
苦戦を強いられたのは3回戦の創価高校戦。
延長13回に及ぶ死闘となりましたが、最終回に3点を奪い、なんとか勝利を収めました。
その後も準決勝では日野高校を相手にコールド勝ちを収めるなどを、順調に勝ち進んで決勝に進出しました。
決勝戦は清宮幸太郎選手が注目される早稲田実業高校と激戦を繰り広げます。
日大三高・注目スラッガーである金成麗生(かなりれお)選手が1本塁打を含む4安打5打点の大活躍!
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それでも今大会屈指の強打を誇る早稲田実業打線だけに、壮絶な乱打戦の末、6対8でサヨナラで敗れてしまいました。
強豪校同士の対戦にふさわしい、がっぷり四つの展開でした。
▲ 日大三6-4で迎えた9回裏、バッテリーミスと2ランで逆転となり、早稲田実業にサヨナラ負け。
秋季東京大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
1次予選 | 青稜 | ○ | 10-0 |
1次予選 | 王子総合 | ○ | 15-1 |
一回戦 | 駒大 | ○ | (8回コールド)8-0 |
二回戦 | 東大和南 | ○ | (5回コールド)12-2 |
三回戦 | 創価 | ○ | (延長13回)4-1 |
準々決勝 | 早大学院 | ○ | 6-2 |
準決勝 | 日野 | ○ | (7回コールド)7-0 |
決勝 | 早稲田実 | ● | 6-8 |
日大三高の戦績 -6年ぶり19回目
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 8 | 打 率 | .347 |
勝 利 | 7 | 本塁打 | 15 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 17 |
得 点 | 1試合平均 8.5 | 盗 塁 |
12 |
失 点 | 1試合平均 1.8 | 失 策 | 2 |
日大三高の注目の選手は?
強打のスラッガー!日大三のデカプリオ
日大三高打線の主軸となっているのが、プロでも驚きの身長193cm 体重101kgを誇る巨漢のスラッガー・金成麗生(れお)選手です。
その名前と巨漢ぶりから「デカプリオ」の愛称がつけられました。
日本人離れしたその体格はやはり、父親がアメリカ出身のために、ハーフであるということも大きく由来しているのでしょう。
高校通算19本塁打のパワーと、秋季大会では14打点をあげた勝負強さが大きな魅力です。
金成 麗生(かなり れお)3年 – 日大三高:193cm101kg 右投左打 一塁手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
7 | 21 | 9 | .429 | 14 | 3 | 0 |
また日大三高一番打者として活躍に期待がかかる井上大成選手。
走攻守3拍子揃った注目の打者でしょう。
井上 大成(いのうえ たいせい)3年 – 日大三高:180cm73kg 右投左打 三塁手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
8 | 24 | 10 | .417 | 9 | 4 | 3 |
一方で日大三高の投手の軸といえば、櫻井周斗選手です。
投手兼外野手として都大会決勝でドラフト1位候補に挙がる早実・清宮幸太郞から5打席連続三振を奪った実力派投手です。
最速144キロのストレートとスライダーを武器に、昨年秋の秋季大会では、44.2イニングを投げて58個の三振を奪いました。
奪三振率は、堂々の11.69。
櫻井 周斗(さくらい しゅうと)3年 – 日大三:177cm78kg 左投左打 投手兼外野手
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 4 | 2 | 44.2 | 9 | 24 | 58 | 16 | 1.81 |
打者としても主軸として3本塁打を放っています。
攻守共に万能、尚かつ三振が奪える左ピッチャーとしてより注目が高まりそうです。
日大三高 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 井上 大成 | 三塁手 | 180/73 | 右投左打 | 3年 | 率.417(24打数10安打) | 4 | 9 |
2番 | 長谷川 央都 | 中翼手 | 168/63 | 右投右打 | 3年 | 率.375(8打数3安打) | 0 | 1 |
3番 | 櫻井 周斗 | 投手 | 177/78 | 左投左打 | 3年 | 率.346(26打数9安打) | 3 | 11 |
4番 | 比留間 海斗 | 左翼手 | 178/82 | 右投右打 | 3年 | 率.385(26打数10安打) | 2 | 9 |
5番 | 金成 麗生 | 一塁手 | 193/101 | 左投左打 | 3年 | 率.429(21打数9安打) | 3 | 14 |
6番 | 日置 航 | 遊撃手 | 174/76 | 右投右打 | 2年 | 率.258(31打数8安打) | 0 | 5 |
7番 | 岡部 仁 | 右翼手 | 175/70 | 右投左打 | 3年 | 率.444(9打数4安打) | 0 | 0 |
8番 | 金子 凌 | 二塁手 | 170/69 | 右投左打 | 2年 | 率.429(7打数3安打) | 0 | 0 |
9番 | 津原 瑠斗 | 捕手 | 178/78 | 右投右打 | 3年 | 率.261(23打数6安打) | 1 | 1 |
まとめ
打線は非常に強力であり、ピッチャーはエース・桜井投手を軸に、投打にわたって安定した戦力を誇る日大三高。
とりわけ超高校級の規格外の体格を誇る「デカプリオ」金成選手のずば抜けたパワーが果たして甲子園の舞台でどう炸裂するか!
そのパワーがプロ注目、東の早稲田実・清宮幸太郎選手、西の履正社・安田尚憲選手らスラッガーたちを凌駕し、選抜高校野球を席巻するのでしょうか!?
そうなれば日大三高も一躍優勝候補となるかもしれません。
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