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実に23年ぶりの選抜出場となった奈良・高田商業高校。
昨年ユニフォームを脱いだ元横浜DeNAの「ハマの番長」三浦大輔さんの母校でもあります。
そんな高田商業高校の選抜出場までの経緯や注目選手をピックアップしてみましょう。
奈良・高田商の甲子園・秋季の実績は?
今年の選抜出場が23年ぶりとなる高田商業高校。
前回出場した23年前、初戦を突破したものの同じ近畿勢である兵庫の神戸弘陵高校に敗れました。
夏の甲子園では1963年に準々決勝まで進出したことがありますが、それ以来、出場はありません。
そう「ハマの番長」でも高校時代に甲子園出場はなかったのです。
三浦 大輔(みうら だいすけ)- 高田商出身:183cm88kg 右投右打
全国大会の戦績 -高田商(奈良県)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 2回 | 1勝2敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 1回 | 3勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 3回 | 4勝3敗 | 0 | 0 | 0 |
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秋季奈良大会
そんな高田商業高校の昨年秋季奈良大会は投打が噛み合った野球で、準決勝では高取国際高校を相手にエース・古川投手の力投で序盤の2点を守り抜きました。
決勝戦は昨年の夏の奈良県大会予選で敗れた智辯学園高校と対戦。
6回まで3点のリードを奪う善戦でしたが、終盤相手の粘りに屈し、逆転負けとなりました。
昨年の選抜優勝校を相手に力の差を感じさせない野球を展開しました。
秋季奈良大会 ( 2016年成績:準優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 王寺工 | ○ | (7回コールド)12-1 |
二回戦 | 生駒 | ○ | (8回コールド)7-0 |
三回戦 | 奈良北 | ○ | 11-8 |
準々決勝 | 橿原 | ○ | (7回コールド)7-0 |
準決勝 | 高取国際 | ○ | 2-1 |
決勝 | 智弁学園 | ● | 4-5 |
秋季近畿大会
その後秋季近畿大会に進んだ高田商業高校は、初戦の和歌山東高校との試合を乱打戦の末、9対8で下し、準々決勝に進出。
準々決では屈指の強豪・履正社高校を相手に打たれたヒットはわずか6本でしたが、効率的に点を奪われ、0対7で完敗。
準々決勝で敗れたということもあり選抜出場は黄信号がともっていましたが、辛うじて近畿7番目の枠に滑り込み23年ぶりの選抜出場を勝ち取ったのです。
秋近畿大会 ( 2016年成績:ベスト8)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 和歌山東(若山) | ○ | (延長13回)9-8 |
準々決勝 | 履正社(大阪) | ● | (8回コールド)0-7 |
高田商業高校の成績 -23年ぶり3回目出場
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 8 | 打 率 | .290 |
勝 利 | 6 | 本塁打 | 2 |
敗 戦 | 2 | 犠打飛 | 27 |
得 点 | 1試合平均 6.5 | 盗 塁 |
26 |
失 点 | 1試合平均 3.8 | 失 策 | 12 |
奈良・高田商の注目メンバーは?
高田商業高校のエースである古川響輝投手はプロからも注目されている左腕です。
ストレートの最速は137キロとけして速い方ではありません。
それでもスライダーやカットボール、カーブやフォークなどとにかく変化球が多彩。
相手を幻惑するピッチングが持ち味です。
昨年秋の秋季大会2回戦、生駒高校との対戦では8回コールドで勝利したため、参考記録とはなりましたがノーヒットノーランという見事なピッチングを披露しています。
古川 響輝(ふるかわ ひびき)3年 – 高田商:178cm68g 左投左打 MAX137km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
8 | 61.0 | 26 | 44 | 61 | 17 | 3.10 |
打線では中軸を担っているのは4番・主将の大久保拓海選手です。
けして大柄な体型ではないものの、鋭くそして力強いスイングが魅力です。
大久保 拓海(おおくぼ たくみ)3年 – 高田商:173cm71kg 右投右打 捕手
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
23 | 4 | .174 | 5 | 1 |
高田商 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 中尾 翼 | 中翼手 | 175/74 | 右投右打 | 3年 | 率.300(30打数9安打) | 0 | 3 |
2番 | 上田 有輝 | 二塁手 | 162/66 | 右投右打 | 3年 | 率.370(27打数10安打) | 0 | 7 |
3番 | 山崎 智也 | 三塁手 | 164/56 | 右投左打 | 3年 | 率.406(32打数13安打) | 0 | 6 |
4番 | 大久保 拓海 | 右翼手 | 173/71 | 右投右打 | 3年 | 率.174(23打数4安打) | 1 | 5 |
5番 | 高鉾 颯馬 | 左翼手 | 182/86 | 右投右打 | 3年 | 率.440(25打数11安打) | 1 | 8 |
6番 | 上別府 駿 | 一塁手 | 173/74 | 右投左打 | 3年 | 率.238(21打数5安打) | 0 | 3 |
7番 | 山本 恭平 | 遊撃手 | 169/59 | 右投右打 | 3年 | 率.200(15打数3安打) | 0 | 3 |
8番 | 竹村 康平 | 捕手 | 177/66 | 右投右打 | 3年 | 率.136(22打数3安打) | 0 | 2 |
9番 | 古川 響輝 | 投手 | 178/68 | 左投左打 | 3年 | 率.222(18打数4安打) | 0 | 3 |
まとめ
あの「ハマの番長」三浦大輔さんの母校ということもあり、もしかしたら大先輩が観戦に訪れるかもしれません。
引退した今であれば観戦に来る可能性を期待できますね。
もちろん心から後輩の勝利を願って応援しているはずです。
エース・古川投手は一冬越えてどのように成長しているか、それ次第では1994年以来の選抜勝利、そしてさらなる躍進も期待できそうです。
そして、そんな後輩のプレーを「ハマの番長」が後押ししてくれることでしょう!
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