第5日 -第3試合-3月24日(金)一回戦 14:00〜
選抜は16回目の出場となる古豪・静岡。甲子園の常連である静岡。
対するのは、春夏通じて初めての甲子園となる岩手・不来方。
21世紀枠での出場で、部員は何と10名という不来方が、果たして甲子園の常連である静岡にどう相対するのか。
静岡 vs 不来方 -2016年秋季成績
静岡高校の注目選手は?
静岡は投打のバランスが非常にとれたチーム。
昨秋の秋季東海大会では決勝で至学館を破り、東海地区の王者となりました。
静岡の最大の強みは何と言っても投手力。
左腕の池谷蒼大投手と右腕の竹内奎太投手というストレートが140キロを超える速球派が2人もいます。
池谷 蒼大(いけや そうた)3年 – 静岡高:173cm74kg 左投左打 MAX144km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
14 | 9 | 1 | 99.1 | 18 | 58 | 114 | 21 | 1.63 |
竹内 奎人(たけうち けいと)3年 – 静岡高:178cm78kg 右投右打 MAX141km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
4 | 16.2 | 5 | 11 | 17 | 9 | 2.71 |
2人の投手をリードするキャッチャーの森康太朗選手も注目です。
森 康太朗(もり こうたろう)3年 – 静岡高:168cm68kg 右投右打 捕手
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
42 | 20 | .476 | 12 | 0 |
常に冷静であり、堅実なプレーでチームに貢献しています。
打撃でも安定感があり、キャッチャーとしてのセンスも目を引く注目の選手です。
静岡高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 大石 哲平 | 三塁手 | 168/68 | 右投左打 | 3年 | 率.347(49打数17安打) | 0 | 16 |
2番 | 村松 開人 | 遊撃手 | 170/67 | 右投左打 | 2年 | 率.380(50打数19安打) | 0 | 8 |
3番 | 稲角 塁 | 一塁手 | 176/76 | 右投右打 | 3年 | 率.260(50打数13安打) | 0 | 9 |
4番 | 成瀬 和人 | 左翼手 | 176/76 | 右投右打 | 2年 | 率.373(51打数19安打) | 1 | 12 |
5番 | 小柳 廉 | 右翼手 | 179/73 | 右投右打 | 3年 | 率.152(33打数5安打) | 0 | 1 |
6番 | 藤田 誠也 | 二塁手 | 165/63 | 右投左打 | 3年 | 率.340(47打数16安打) | 0 | 3 |
7番 | 森 康太朗 | 捕手 | 168/67 | 右投右打 | 3年 | 率.476(42打数20安打) | 0 | 12 |
8番 | 池谷 蒼大 | 投手 | 173/74 | 左投左打 | 3年 | 率.237(38打数9安打) | 0 | 6 |
9番 | 前田 優太 | 中翼手 | 167/69 | 右投両打 | 3年 | 率.342(38打数13安打) | 0 | 5 |
不来方 (こずかた)・注目メンバー
一方で不来方は4番でピッチャーを務める小比類巻圭汰投手の出来が全てと言っていいでしょう。
秋季東北大会では青森の強豪である八戸学院光星に対し、惜しくも敗れはしましたが、9回2失点という好投もしました。
小比類巻 圭汰(こひるいまき けいた)3年 – 不来方高:170cm74kg 右投右打
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
8 | 67.0 | 21 | 59 | 33 | 27 | 2.82 |
ピッチャーとしては、最速137キロのストレートに、スライダーやチェンジアップを投げ込みます。
エースで4番しかも主将、まさにチームの顔。
不来方高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 鷹觜 零志 | 遊撃手 | 162/65 | 右投右打 | 2年 | 率.450(40打数18安打) | 0 | 3 |
2番 | 桜井 琉太郎 | 二塁手 | 173/70 | 右投右打 | 3年 | 率.143(35打数5安打) | 0 | 4 |
3番 | 菊池 康太 | 捕手 | 174/70 | 右投右打 | 3年 | 率.258(31打数8安打) | 0 | 1 |
4番 | 小比類巻 圭汰 | 投手 | 170/74 | 右投右打 | 3年 | 率.256(39打数10安打) | 0 | 9 |
5番 | 菊池 勇輝 | 中翼手 | 174/68 | 右投右打 | 3年 | 率.257(35打数9安打) | 0 | 9 |
6番 | 吉田 圭太 | 一塁手 | 169/70 | 左投左打 | 3年 | 率.296(27打数8安打) | 0 | 4 |
7番 | 岩間 龍輝 | 右翼手 | 167/62 | 右投左打 | 2年 | 率.290(31打数9安打) | 0 | 2 |
8番 | 菅原 岳人 | 左翼手 | 170/91 | 右投右打 | 3年 | 率.321(28打数9安打) | 0 | 3 |
9番 | 舟山 純平 | 三塁手 | 174/77 | 右投右打 | 3年 | 率.241(29打数7安打) | 0 | 6 |
見どころ・勝敗予想
戦力的に考えても、静岡の方が圧倒的有利というのは変わらないでしょう。
不来方は部員わずか10人であり、戦力が絶対的に不足している現状があります。
しかし部員がわずか10人だからこそ結束力の高さは今大会でも屈指でしょう。
そのチーム力で古豪・静岡の壁をどこまで崩すことができるのかが注目されます。