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2年ぶり3回目の選抜出場を決めた山口・宇部鴻城高校。
攻撃力のある打線とエース・早稲田投手とのコンビネーションで、秋季大会では山口大会、中国大会とも、決勝戦で圧勝!
中国大会王者となりました。
3度目の出場で選抜初勝利を目指します。
出場までの経緯と、注目選手をチェックしましょう。
宇部鴻城(うべこうじょう)高校の実績は?
今大会で3度目の選抜出場となった山口・宇部鴻城高校。
夏の甲子園では2012年に出場し3回戦まで進出しています。
選抜は過去2度出場して初戦でいずれも敗退しています。
今回は3度目の挑戦で初勝利を目指します。
全国大会の戦績 -宇部鴻城(山口県)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 2回 | 0勝2敗 | 0 | 0 | 0 |
夏の選手権 | 1回 | 2勝1敗 | 0 | 0 | 0 |
甲子園通算 | 3回 | 2勝3敗 | 0 | 0 | 0 |
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秋季山口大会
そんな宇部鴻城高校は昨年秋の秋季山口大会では試合を重ねるごとにその力を発揮してきました。
準決勝の徳山商工高校戦では初回に2点を先制されながらも、2回裏以降、着実に得点を積み重ね7回コールド勝利。
決勝の熊毛南高校との試合では、2回まで11点を奪う打線の爆発で、力の差を見せつけての優勝となりました。
秋季山口大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
二回戦 | 西京 | ○ | 2-0 |
三回戦 | 宇部工 | ○ | (7回コールド)10-3 |
準々決勝 | 光 | ○ | 7-2 |
準決勝 | 徳山商工 | ○ | (7回コールド)10-3 |
決勝 | 熊毛南 | ○ | 13-5 |
秋季中国大会
山口大会の覇者として臨んだ秋季中国大会では、準決勝で近年力をつけている岡山の創志学園高校と対戦。
中盤までリードを許しながら6回に一気に3 点を奪い逆転し、そのまま逃げ切り勝利を収めました。
決勝戦では広島の市立呉高校と対戦し序盤から着実に得点を積み重ね、13対2の圧勝で中国大会を制覇しました。
秋季中国大会 ( 2016年成績:準優勝)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 境(鳥取) | ○ | 5-1 |
二回戦 | 華陵(山口) | ○ | 11-5 |
準決勝 | 創志学園(岡山) | ○ | 3-2 |
決勝 | 呉(広島) | ○ | 13-2 |
明治神宮大会
明治神宮大会では北海道の札幌第一高校を相手に終盤まで接戦を演じましたが、サヨナラ負けを喫し惜しくも初戦敗退となっています。
しかし、 中国大会王者として、堂々の2年連続の選抜出場を決めました。
明治神宮大会 ( 2016年成績:準優勝)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 札幌第一(北海道) | ● | 5-6 |
宇部鴻城(うべこうじょう)高校の成績 -初出場
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 10 | 打 率 | .333 |
勝 利 | 9 | 本塁打 | 1 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 24 |
得 点 | 1試合平均 7.9 | 盗 塁 |
13 |
失 点 | 1試合平均 2.9 | 失 策 | 12 |
宇部鴻城高校の注目選手は?
宇部鴻城高校のエースは左腕の早稲田玲生投手です。
最速138キロのストレートにスライダーやカーブなどの変化球を織り交ぜながらのピッチングが持ち味。
昨年の秋季中国大会では先発で4勝を挙げ、優勝の中心選手となりました。
早稲田 玲生(わせだ れお)3年 – 宇部鴻城:176cm80g 左投左打
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
8 | 67.0 | 15 | 59 | 39 | 17 | 2.01 |
一方で打線の中心となっているのが嶋谷将平選手です。
長打もありながら、左右に広角に打ち分ける器用な打撃も魅力です。
昨年の秋季大会では通算で5割近い打率をマークしました。
堅い守備にも定評がある強打の大型遊撃手として注目されています。
嶋谷 将平(しまたに しょうへい)3年 – 宇部鴻城:180cm83kg 右投右打 遊撃手
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
10 | 54 | 26 | .472 | 13 | 0 | 1 |
宇部鴻城高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 古谷 慎吾 | 左翼手 | 168/70 | 右投右打 | 3年 | 率.465(43打数20安打) | 1 | 8 |
2番 | 海田 一斗 | 中翼手 | 168/70 | 右投右打 | 2年 | 率.161(31打数5安打) | 0 | 2 |
3番 | 荒武 悠大 | 一塁手 | 174/78 | 左投左打 | 3年 | 率.386(44打数17安打) | 0 | 9 |
4番 | 嶋谷 将平 | 遊撃手 | 180/83 | 右投右打 | 3年 | 率.472(36打数17安打) | 0 | 13 |
5番 | 早稲田 玲生 | 投手 | 179/80 | 左投左打 | 3年 | 率.385(26打数10安打) | 0 | 3 |
6番 | 打田 啓将 | 三塁手 | 169/74 | 右投左打 | 2年 | 率.364(33打数12安打) | 0 | 13 |
7番 | 正木 雄大 | 捕手 | 175/85 | 右投右打 | 3年 | 率.152(33打数5安打) | 0 | 4 |
8番 | 立石 佳紀 | 右翼手 | 167/65 | 左投左打 | 2年 | 率.385(13打数5安打) | 0 | 3 |
9番 | 楢木 佑麻 | 二塁手 | 161/64 | 右投右打 | 3年 | 率.229(35打数8安打) | 0 | 6 |
まとめ
過去2回出場した選抜高校野球ではいずれも初戦で涙を飲みました。
今回は3度目の挑戦で選抜初勝利を狙います。
投打ともに軸がしっかりしており、高い攻撃力と安定した投手力で中国大会を制覇しました。
過去2回の出場以上に投打のバランスが優れている宇部鴻城高校。
果たして3度目の正直で選抜初勝利になるか注目です。
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