野球の名門、愛知の中京大中京高校で、エースナンバーではないもののプロから注目を集めている左投手がいます。
彼の名は磯村峻平投手。
控え投手でありながら、U18侍ジャパンに名を連ねプロからも注目されている磯村投手とは果たしてどのような経歴を持ったピッチャーなのでしょうか。
磯村峻平の経歴・生い立ち
磯村 峻平(いそむら しゅんぺい)-中京大中京高校 ( 2015 – 2018 )
生年月日 | 1999年9月4日(歳) |
出身地 | 愛知県春日井市 |
身長 | 178cm |
体重 | 81kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
プロ入り | 鷹来小学校〜鷹来中学校学校〜中京大中京高校 |
備考 | MAX143km スライダー・フォーク・ツーシーム |
磯村峻平(いそむら しゅんぺい)投手は愛知県春日井市の出身です。
地元の鷹来小学校に通っていた当初、地元の「少年ウルフ」という軟式野球チームに所属していました。
そんな磯村投手に関するご両親の情報はありませんでした。
まだ小さい頃からものすごいおばあちゃん子だったようで、おばあちゃんの存在がとても大きなものだったのでしょう。
ちなみに磯村投手が通っている中京大中京高校の先輩に、現在広島東洋カープに所属している磯村嘉孝選手がいます。
磯村 嘉孝(いそむら よしたか)-1992年11月1日(歳)
苗字が同じと言うこともあり、磯村投手のお兄さんではないかという噂もありますが、出身地が「愛知県豊田市」と違う矛盾があるため、どうも違うようです。
中学時代
小学校を卒業した磯村投手は、同じく地元の春日井市内にある鷹来中学校に進学しました。
プロ野球スカウトが注目するような選手は、中学時代のシニアチームに所属することが多いのですが、中学の軟式野球部に所属していました。
甲子園に出場するピッチャーが中学時代まで軟式野球というのも珍しいのではないでしょうか。
しかし全国大会でベスト8に入った経験もあり、中学の部活とはいえ、かなり全国的にもその実力を知られるところとなったのでしょう。
中京大中京高校 進学後
中学卒業後は強豪の中京大中京高校に進学。
中京大中京高1年時 ( 2015年 )
1年時の県予選は、控え投手として登板も経験しましたが、出場した甲子園では惜しくもベンチに入ることができませんでした。
中京大中京高2年時 ( 2016年 )
その後2年春には早くもエースナンバーを手にしました。
しかし夏の愛知県予選で打ち込まれてしまったことから、背番号1を剥奪されてしまいます。
中京大中京高3年時 ( 2017年 )
3年生になってもエースではありませんでしたが、主力投手の1人として、夏の県予選ではチーム最多の投球回数を投げ、甲子園出場に貢献しました。
夏 福岡予選 -投手成績 (2017 )
回戦・対戦校 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 自責点 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
三回戦 | 豊田高専 | ○ | (7回)8-0 | – | – | – | – | – |
四回戦 | 西尾東 | ○ | 7-2 | 3.1 | 0 | 5 | 0 | 0 |
五回戦 | 高蔵寺 | ○ | (6回)10-0 | – | – | – | – | – |
準々決勝 | 愛工大名電 | ○ | 6-2 | 5.0 | 6 | 3 | 0 | 1 |
準決勝 | 豊橋中央 | ○ | (5回)14-2 | – | – | – | – | – |
決勝 | 栄徳 | ○ | 9-1 | 6.0 | 3 | 9 | 2 | 0 |
計3試合 | 防御率:0.63 | – | – | 14.1 | 9 | 17 | 2 | 1 |
甲子園では準優勝校となった広陵高を相手に、自身は6回途中を無失点に抑える好投を見せました。
夏甲子園 -投手成績 (2017 )
回戦・対戦校 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 自責点 | 防御率 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一回戦 | 広陵(広島) | ● | 6-10 | 5.1 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0.00 |
磯村投手は身長178cm、体重81キロという下半身がどっしりとした印象の投手です。
ストレートは最速143キロとけして速い方ではありませんが、肘の柔らかさなど投手としての資質を感じさせます。
中京大中京高校のエースではないものの、U-18日本代表侍ジャパンに選ばれたもの、そうした投手としての素質の高さ。
左打者には打ちづらそうなフォームがあったからでしょう。
日本の2次リーグ初戦・豪州戦は左腕・磯村が先発へ「日本代表なので恥じない投球をしたい」
2017.9.7
野球のU-18ワールドカップ(カナダ・サンダーベイ)で2次リーグ進出を決めた高校日本代表は現地時間6日午前、約1時間30分の練習を行った。野手はノックやフリー打撃、投手陣はブルペン入りし、同7日の2次リーグ初戦に備えた。小枝守監督は、2次リーグ初戦について「磯村君が先発する可能性が高い。非常にタフで投げ疲れしない」と磯村峻平投手(3年・中京大中京)を先発起用する見通しを明かした。午後の1次リーグA組の試合結果を受け、初戦の相手は同組3位の豪州に決まった。8日は同2位のカナダと、9日は同1位の韓国と対戦する。磯村は1次リーグのメキシコ戦と米国戦に救援登板。2試合で計3回無失点の好投を披露した。大役に指名された左腕は「日本代表なので、恥じない投球をしたい。リリーフの時は三振が多かった(3回7奪三振)。先発なら打たせて取るピッチングで球数を少なくしたい。縦の変化球は(海外の打者は)振ってくれる」と意気込んだ。
2017年ドラフトにかかるか?
磯村投手は現時点で進路について名言はしていません。
プロスカウトも注目し尚且つ左投手。
プロ志望届を提出すれば、指名する球団は出てくるでしょう。
左投手はどの球団も欲しいところ。
多くの球団が興味を示すと思われますが、中京大中京ではエースではなかったこと・・・
そして素質は十分ですが、まだ完全に活かしきれていないことを考えると、進学、もしくは社会人野球に進むという可能性が高いかもしれません。
まとめ
素質十分の磯村峻平投手。
柔らかい投球フォームには投手としてのセンスの高さを感じさせます。
これからまだまだ球速が伸びてくるのではないでしょうか。
そうすれば、ますますプロからの注目度はアップしてくるはずです。
これからどのような成長を見せるのかが、期待される左投手です。