U18日本代表・侍ジャパンメンバーに選ばれるほど、高校生捕手では注目されている選手が福岡大大濠高校・古賀悠斗選手です。
強肩とパワフルな打撃が魅力の古賀選手のここまでの経歴とはどのようなものなのでしょうか。
生い立ちとともに、今後についても迫ってみます。
古賀悠斗の経歴・生い立ち
古賀 悠斗(こが ゆうと)- 福岡大大濠高校 (2015 – 2018)
生年月日 | 1999年9月10日(歳) |
出身地 | 福岡県筑紫野市 |
身長 | 174cm |
体重 | 76kg |
ポジション | 捕手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 〜筑山中学校〜福岡大大濠高 |
備考 | MAX141km 捕手 遠投115m 50m6秒4 |
古賀悠斗(こが ゆうと)選手は1999年9月10日生まれ、福岡県筑紫野市出身です。
古賀選手はご両親とお兄さんの4人家族の中で育ちました。
ご家族に関しては情報が少ない古賀選手ですが、お母さんがかつて新体操の選手だったとか。
運動能力の高さはお母さん譲りなのかもしれません。
そんな古賀選手が野球を始めたのは小学2年のとき。
地元の「オール筑紫ベースボールクラブ」に所属したところから、古賀選手の野球人生が始まりました。
古賀悠斗の中学時代
地元・筑山中学校に進学した古賀選手は引き続き「オール筑紫ベースボールクラブ」に所属します。
2010年に設立された野球チームに中学までずっと所属していたのですから、ほぼチームの設立とともに在籍していたということになります。
福岡大大濠高校 進学後
中学卒業後は地元福岡の野球の名門校である福岡大大濠高校に進学。
福岡大大濠1年生 ( 2015年 )
強豪校でありながら古賀選手は1年の春からベンチに入りました。
現在では捕手の古賀選手ですが、入学当時は内野手。
強肩を活かして夏まではサード、秋からはショートを守りました。
福岡大大濠2年生 ( 2016年 )
高校球界屈指の捕手として注目されている古賀選手ですが、実際に捕手を任されるようになったのは2年の夏以降のこと。
遠投で115メートルを記録する強肩を買われての捕手転向となりました。
高い野球センスを持つ古賀選手はすぐに捕手に適応。
「ドクターゼロ」の異名でプロ注目の三浦銀二投手とバッテリーを組み活躍。
2年の秋には神宮大会のベスト4にも入りました。
特に神宮大会では高知の明徳義塾高校との対戦でレフトスタンドに一発を放つなど、打撃面でも大きな成長を遂げました。
秋季大会 打者成績 ( 2016年 )
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
13 | 46 | 20 | .435 | 12 | 2 | 2 |
福岡大大濠3年生 ( 2017年 )
選抜出場を決め、甲子園の舞台に立った古賀選手は大舞台で一発をマーク。
春・甲子園打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
4 | 16 | 5 | .313 | 2 | 1 | 0 |
福大大濠新4番・古賀 攻守にキラリ(西日本スポーツ) 17/5/28
平成29年度福岡県高校野球連盟招待試合が27日、小郡市野球場などで4試合が行われ、福岡大大濠は高崎健康福祉大高崎に3-4と競り負けた。福岡大大濠の新4番に座った古賀が2安打2打点に加え、自慢の肩で2盗塁を阻止。「機動破壊」を看板に掲げる相手打線の足攻を封じた。1点リードの2回2死満塁では右中間を抜く適時二塁打を放ち2点を追加。5回も先頭打者で右前打を放って出塁した。昨秋、遊撃から捕手に転向して、その打撃センスと強肩で一躍、プロ注目の選手になった。本塁打も順調に積み重ね、現在通算50本塁打。好不調の波が小さく、コンスタントに長打を打てるのも古賀の魅力だ。
捕手としても矢のような送球を見せ、プロからの注目を集める存在となっていったのです。
夏・福岡大会 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
7 | 23 | 7 | .304 | 5 | 1 | 0 |
そんな古賀選手は身長174cm、体重76kgと野球選手としては小柄なタイプです。
高校通算52本塁打というパンチ力を兼ね備えた打撃。
プロ顔負けの遠投115mという強肩。
セカンドまでの送球が2秒を切ると言う素早いスローイングと、打てる捕手の素質を持っています。
U18 打者成績 ( 2017年 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
6 | 18 | 4 | .222 | 1 | 0 | 1 |
プロ入りか?
U18日本代表侍ジャパンのメンバーにも選ばれるほど、今年の高校球界のキャッチャーでは指折りの存在です。
高2からキャッチャーを始めており、経歴が浅いにも関わらず、これだけの能力を実戦で発揮しているのですから、将来性が非常に高い選手と言えるでしょう。
しかし、キャッチャーとしての経歴がまだ短いからこそ、古賀選手自身は大学進学し、体をより鍛え、経験を積むことを優先する考えです。
プロ志望届は提出しないようですね。
まとめ
古賀悠斗選手は同僚でバッテリーを組んでいる三浦銀二投手ともに大学進学の道を選びました。
捕手としての経歴がまだ浅いため、プロになるためにはまだまだ必要なことがあると考え、大学進学の道を選んだのでしょう。
野球に対する強い向上心を持ち合わせた古賀選手。
4年間の大学での生活を経て、果たしてどのような選手になってプロの世界に飛び込むのでしょうか。
将来が楽しみな選手です。