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昨年夏の高校野球で全国制覇した栃木・作新学院高校。
昨年ドラフト会議で埼玉西武から1位指名を受けた今井達也投手がエースとして活躍!
夏の甲子園では2回目の甲子園制覇となりました。
今井 達也(いまい たつや)当時3年 – 作新学院:180cm72kg 右投右打 MAX152km
甲子園投手成績(第98回全国高等学校野球選手権大会)
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
5 | 4 | 1 | 41.0 | 5 | 29 | 44 | 17 | 1.10 |
新チームとなり秋季関東大会も制覇し今年も尚、強さをキープしている作新学院高校。
果たして夏春連覇はあるでしょうか?
作新学院高校の甲子園・秋季の実績は?
昨年夏の高校野球を制した作新学院高校ですが、春の選抜出場は5年ぶりとなります。
今回が10回目の選抜出場、過去1962年に優勝経験もあります。
今年の第89回選抜大会で夏春連覇を目指す戦いとなります。
過去の長い選抜高校野球の歴史でも4度しかない夏春連覇。
1983年、徳島・池田高校以来、夏春連覇の高校は出ていません。
全国大会の戦績 -作新学院高校(栃木県)
大会 | 出場回数 | 勝敗 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
春の選抜 | 9回 | 11勝8敗 | 1 | 1 | 1 |
夏の選手権 | 12回 | 25勝10敗 | 2 | 0 | 2 |
甲子園通算 | 21回 | 36勝18敗 | 3 | 1 | 3 |
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秋季栃木大会
作新学院高校の昨年秋の栃木大会では2回戦、3回戦と打線が爆発してコールド勝ち。
準々決勝からの3試合で失点は決勝の石橋高校との試合での1点のみに抑える、まさに横綱相撲。
決勝戦では中盤までは同点でしたが、終盤に打線が追加点を挙げて突き放し、見事優勝となりました。
秋季栃木大会 ( 2016年成績:優勝 )
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 小山南 | ○ | 9-3 |
二回戦 | 小山 | ○ | (8回コールド)13-6 |
三回戦 | 栃木翔南 | ○ | (5回コールド)18-4 |
準々決勝 | 国学院栃木 | ○ | 4-0 |
準決勝 | 青藍泰斗 | ○ | 2-0 |
決勝 | 石橋 | ○ | 5-1 |
秋季関東大会
秋季関東大会に進出した作新学院高校は、エースである大関投手が3試合連続の完投勝利!
準決勝では群馬・健大高崎高校をわずか2安打に抑え、決勝でも千葉・東海大市原望洋高校を5安打に抑えました。
投打が見事にかみ合い隙のない野球で38年ぶりの関東大会制覇となりました。
秋季関東大会 ( 2016年成績:優勝)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
準々決勝 | 中央学院(千葉) | ○ | 9-1 |
準決勝 | 健大高崎(群馬) | ○ | 5-1 |
決勝 | 東海大市原望洋(千葉) | ○ | 5-1 |
明治神宮大会
関東代表として望んだ明治神宮大会では、開幕戦で2016夏の甲子園準決勝の再現となった明徳義塾と対戦。
5点のビッグイニングを献上し、大差で初戦敗退しています。
明治神宮大会 ( 2016年成績:初戦敗退)
回戦・対戦校 | |||
---|---|---|---|
一回戦 | 明徳義塾(高知) | ● | 2-7 |
作新学院高校の成績 -5年ぶり10回目出場
チーム成績 | |||
---|---|---|---|
試合数 | 10 | 打 率 | .296 |
勝 利 | 9 | 本塁打 | 3 |
敗 戦 | 1 | 犠打飛 | 9 |
得 点 | 1試合平均 7.2 | 盗 塁 |
24 |
失 点 | 1試合平均 2.4 | 失 策 | 12 |
作新学院の注目選手は?
投球術に優れた好左腕・大関秀太郎
ピッチャーの軸は左腕の大関秀太郎投手です。
制覇した秋季関東大会では、強豪との対戦が続く3試合をすべて1失点完投と言う圧巻のピッチング。
ストレートの最速は140キロ。
決してずば抜けて速い球を持っていないものの、スライダーやカーブなどの変化球を織り交ぜる技巧的なピッチングが持ち味です。
大関 秀太郎(おおぜき しゅうたろう)3年 – 作新学院:172cm70kg 左投左打 MAX140km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
9 | 6 | 2 | 70.2 | 8 | 58 | 54 | 25 | 1.02 |
打線の注目はこのチームのリードオフマンである鈴木萌斗選手でしょう。
ミートする技術の高さを感じさせる打撃と50m6秒という俊足を発揮した守備範囲の広いセンター。
攻守にわたって引っ張る存在です。
鈴木 萌斗(すずき もえと)3年 – 作新学院:182cm75kg 右投左打 外野手
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
35 | 12 | .353 | 11 | 2 |
作新学院 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 鈴木 萌斗 | 中翼手 | 182/75 | 左投左打 | 3年 | 率.353(34打数12安打) | 2 | 11 |
2番 | 添田 真聖 | 二塁手 | 170/67 | 右投左打 | 3年 | 率.390(41打数16安打) | 0 | 8 |
3番 | 中島 淳 | 三塁手 | 178/80 | 右投右打 | 3年 | 率.342(38打数13安打) | 1 | 9 |
4番 | 大関 秀太郎 | 投手 | 172/70 | 左投左打 | 3年 | 率.067(30打数2安打) | 0 | 1 |
5番 | 相原 光星 | 右翼手 | 174/74 | 右投左打 | 3年 | 率.222(36打数8安打) | 0 | 5 |
6番 | 池沢 快斗 | 遊撃手 | 173/72 | 右投右打 | 3年 | 率.375(32打数12安打) | 0 | 9 |
7番 | 七井 祐吏 | 一塁手 | 175/73 | 右投左打 | 3年 | 率.355(31打数11安打) | 0 | 6 |
8番 | 大久保 湧史 | 左翼手 | 177/75 | 右投右打 | 3年 | 率.267(30打数8安打) | 0 | 3 |
9番 | 加藤 翼 | 捕手 | 174/68 | 右投右打 | 3年 | 率.351(37打数13安打) | 0 | 9 |
まとめ
昨年秋から新チームとなり、それでもなお強さを維持し続けている作新学院高校。
もちろん選抜出場で注目となるのは、史上5校目となる夏春連覇を達成できるかどうかでしょう。
堅実な守備に投手を含めた守りの野球で勝ち上がってきました。
春の選抜は守備が安定しているチームが上位に躍進してくる可能性が高い傾向にあります。
作新学院高校にはその条件を満たす力が十分備わっており、夏春連覇も十分期待できるでしょう。
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