第4日 -第2試合-3月23日(木)一回戦 11:30〜
23年ぶりの選抜出場となった奈良・高田商業高校。
昨年引退した「ハマの番長」三浦大輔さんの母校です。
対する熊本・秀岳館高校は昨年春・夏連続でベスト4の実績を誇る強豪校。
今年は新チームとなり地元の選手も多く、そのカラーは一新されています。
高田商 vs 秀岳館 -2016年秋季成績
高田商・注目メンバーは?
高田商は昨年・秋季奈良大会では決勝で昨年の選抜覇者・智弁学園を相手に互角に渡り合う試合を見せました。
そんな高田商のエースは左腕の古川響輝投手。
プロからも注目されている左腕で、スライダーやフォークなど、多彩な変化球を駆使して、技巧的に相手打者を抑えるピッチングが魅力です。
昨年秋の秋季大会2回戦、生駒高校との対戦では8回コールドで勝利したため、参考記録とはなりましたがノーヒットノーランという見事なピッチングを披露しています。
古川 響輝(ふるかわ ひびき)3年 – 高田商:178cm68g 左投左打 MAX137km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
8 | 61.0 | 26 | 44 | 61 | 17 | 3.10 |
打線では中軸を担っているのは4番・主将の大久保拓海選手です。
けして大柄な体型ではないものの、鋭くそして力強いスイングが魅力です。
大久保 拓海(おおくぼ たくみ)3年 – 高田商:173cm71kg 右投右打 捕手
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
23 | 4 | .174 | 5 | 1 |
高田商 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 中尾 翼 | 中翼手 | 175/74 | 右投右打 | 3年 | 率.300(30打数9安打) | 0 | 3 |
2番 | 上田 有輝 | 二塁手 | 162/66 | 右投右打 | 3年 | 率.370(27打数10安打) | 0 | 7 |
3番 | 山崎 智也 | 三塁手 | 164/56 | 右投左打 | 3年 | 率.406(32打数13安打) | 0 | 6 |
4番 | 大久保 拓海 | 右翼手 | 173/71 | 右投右打 | 3年 | 率.174(23打数4安打) | 1 | 5 |
5番 | 高鉾 颯馬 | 左翼手 | 182/86 | 右投右打 | 3年 | 率.440(25打数11安打) | 1 | 8 |
6番 | 上別府 駿 | 一塁手 | 173/74 | 右投左打 | 3年 | 率.238(21打数5安打) | 0 | 3 |
7番 | 山本 恭平 | 遊撃手 | 169/59 | 右投右打 | 3年 | 率.200(15打数3安打) | 0 | 3 |
8番 | 竹村 康平 | 捕手 | 177/66 | 右投右打 | 3年 | 率.136(22打数3安打) | 0 | 2 |
9番 | 古川 響輝 | 投手 | 178/68 | 左投左打 | 3年 | 率.222(18打数4安打) | 0 | 3 |
秀岳館・注目メンバー
一方で秀岳館は投打とも非常に高いバランスを持っているチームです。
投手では田浦文丸投手、川端健斗投手という2人の左腕が中心となっています。
ともに145キロ前後のストレートを投げる本格派の投手で、彼らの継投も秀岳館の強みとなっています。
また、昨年の夏に甲子園出場経験のある選手もいるだけに、その経験もまた強みになるでしょう。
田浦 文丸(たうら ふみまる)3年 -秀岳館:170cm75kg 左投左打 MAX144km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 1 | 1 | 29.0 | 5 | 22 | 34 | 12 | 1.55 |
川端健斗投手も田浦投手と同じく左ピッチャー。
田浦投手同様に最速145キロのストレートでぐいぐいと押す速球派の投手です。
昨年秋の大会では田浦投手が先発に、川端投手が抑えにという継投も見られました。
川端 健斗(かわばた けんと)3年 – 秀岳館:175cm70kg 左投左打 MAX145km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 1 | 0 | 29.0 | 2 | 16 | 32 | 10 | 0.62 |
打線で注目なのが木本凌雅選手です。
昨年のチームで枚方(ひらかた)ボーイズ出身の選手が7人いましたが、今年は2人まで減少しています。
そのうちの1人が木本選手です。
木本 凌雅(きもと りょうが)3年 – 秀岳館:180cm80kg 右投右打 内野手
長打力と確実性を備えた一塁手で、チームの主軸を担っています。
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
31 | 12 | .387 | 6 | 0 |
秀岳館高校 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 竹輪 涼介 | 二塁手 | 169/68 | 右投左打 | 3年 | 率.423(26打数11安打) | 0 | 5 |
2番 | 田浦 文丸 | 投手 |
170/75 | 左投左打 | 3年 | 率.444(36打数16安打) | 1 | 12 |
3番 | 木本 凌雅 | 右翼手 | 180/80 | 右投右打 | 3年 | 率.387(31打数12安打) | 0 | 6 |
4番 | 廣部 就平 | 三塁手 | 174/84 | 右投右打 | 3年 | 率.400(25打数10安打) | 1 | 7 |
5番 | 吉安 雄飛 | 一塁手 | 182/99 | 右投左打 | 3年 | 率.455(11打数5安打) | 0 | 3 |
6番 | 山下 竜弥 | 左翼手 | 180/75 | 右投右打 | 2年 | 率.267(15打数4安打) | 1 | 3 |
7番 | 半情 冬馬 | 遊撃手 | 175/73 | 右投左打 | 3年 | 率.280(25打数7安打) | 0 | 6 |
8番 | 幸地 竜弥 | 捕手 | 182/78 | 右投右打 | 3年 | 率.414(29打数12安打) | 1 | 9 |
9番 | 藤本 舜 | 中翼手 | 171/69 | 右投左打 | 3年 | 率.000(10打数0安打) | 0 | 0 |
見どころ・勝敗予想
ともに左腕がエースというチームですが、やはり2枚看板が、しかも高いレベルの投手が揃う秀岳館が有利となってくるでしょう。
高田商は古川投手がどこまで粘りのピッチングを展開することができるかが、勝利へのカギとなるでしょう。