西武ライオンズ・浅村選手は2013年に前年37打点から一気に110打点を挙げ、打点王に輝きました。
気になるのはもう一度あの年のような活躍ができるか。
今回は浅村栄斗選手が再び2013年のような活躍ができるかどうかについて検証していきますね!
浅村栄斗の経歴・生い立ち
浅村栄斗選手は大阪府大阪市東淀川区出身で、今年歳になります。
小学4年の頃からソフトボールを始め中学から硬式チームの都島ボーイズで野球を始めるようになりました。
浅村 栄斗(あさむら ひでと)-埼玉西武ライオンズ (2009 – )
生年月日 | 1990年11月12日(歳) |
出身地 | 大阪府大阪市東淀川区 |
身長 | 182cm |
体重 | 90kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 大阪桐蔭〜西武2008年 ドラフト3位 |
2016年成績 | 試143 率.309(557打172安打)本24 点82 盗8 |
大阪桐蔭高校時代 – ( 2006- 2009 )
高校は、強豪・大阪桐蔭高校に進学し1年秋からベンチ入り。
2年の夏には二塁手でレギュラーに昇格。
3年時には遊撃手として夏の甲子園に出場します。
浅村選手はプロ入り後、クリーンアップを打つことが多いですが大阪桐蔭時代は1番を打っていました。
1回戦の日田林工(大分)戦で6打数5安打の固め打ちを見せると、2回戦の金沢高(石川)戦で2本のアーチ。
同大会、6試合に出場して、打率.552(29打数16安打)、2本塁打4打点の成績を残し、大阪桐蔭の全国制覇に大きく貢献しました。
第84回選抜高校野球大会
回戦 | 対戦校 | 勝敗 | |
一回戦 | 日田林工(大分県) | ○ | 16-2 |
二回戦 | 金沢(石川県) | ○ | 延長10回 6-5 |
三回戦 | 東邦(愛知県) | ○ | 7-5 |
準々決勝 | 報徳学園(兵庫県) | ○ | 7-4 |
準決勝 | 横浜(神奈川県) | ○ | 9-4 |
決勝 | 常葉菊川(静岡県) | ○ | 17-0 |
ドラフト会議 – ( 2008 )
その甲斐もあって2008年のドラフトで西武に3位指名を受けて入団。
今に至るというわけです。
ドラフト指名選手 – ( 千葉ロッテマリーンズ )
1位 | 中崎 雄太 | 投手 | 日南学園高 |
2位 | 野上 亮磨 | 投手 | 日産自動車 |
3位 | 浅村 栄斗 | 内野手 | 大阪桐蔭高 |
4位 | 坂田 遼 | 外野手 | 函館大学 |
5位 | 岳野 竜也 | 捕手 | 福岡大学 |
6位 | 宮田 和希 | 投手 | 甲賀健康医療専門学校 |
家族は・彼女は?
家族は父、母、2人の兄にご自身を含めた5人家族ですね。
彼女がいるという話は今のところないのです検索すると「神代有子」さんとの噂が出てきますが
真相は不明です。
今年結婚を発表した同僚、菊池投手のようにいきなり結婚報告なんでのもあるかもしれませんね!
それから、浅村選手の性格についてですが、チームメイトからは「自分だけの世界を持っている」、「天才肌の不思議ちゃん」と呼ばれるなど、どこかつかみどころがないタイプの性格のようですね。
2013年覚醒!なぜタイトルをとれた?
2013年シーズンのブレイクが記憶に新しい浅村栄斗選手。
元西武ライオンズ内野手の先輩である松井稼頭央選手や中島裕之選手と比較した時、初球から狙っていく積極性や長打力を含む総合力の高さなどは共通項として挙げられます。
特にタイトルも獲得した打点に関してはこの2選手と比べても最も高い数字を誇っています。
浅村栄斗 年度別打撃成績
2008年 (18歳) ドラフト3位 契約金5千万円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2009年(19) | – | – | – | – | – | 600万 |
2010年(20) | 30 | 262 | 9 | 2 | 2 | 600万 |
2011年(21) | 137 | .268 | 45 | 9 | 7 | 750万 |
2012年(22) | 114 | .245 | 37 | 7 | 13 | 2400万 |
2013年(23) | 144 | .317 | 110 | 27 | 14 | 3500万 |
2014年(24) | 118 | .273 | 55 | 14 | 3 | 8600万 |
2015年(25) | 141 | .270 | 81 | 13 | 12 | 7800万 |
2016年(26) | 143 | .309 | 82 | 24 | 8 | 1億0000万 |
NPB通算:8年 | 827 | .282 | 419 | 96 | 59 | (17年)1億5500万 |
松井 稼頭央(まつい かずお)
生年月日 | 1975年10月23日(歳) |
出身地 | 大阪府東大阪市 |
身長 | 177cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投両打 |
プロ入り | PL学園〜1993年 ドラフト3位 |
松井稼頭央 通算打撃成績
通算 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 安打 |
日本:15年 | 1832 | .292 | 825 | 199 | 361 | 2065 |
米国:7年 | 630 | .267 | 211 | 32 | 102 | 615 |
中島 裕之(なかじま ひろゆき)
生年月日 | 1982年7月31日(歳) |
出身地 | 兵庫県伊丹市 |
身長 | 180cm |
体重 | 90kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
プロ入り | 伊丹北〜2000年 ドラフト5位 |
中島 裕之 通算打撃成績
通算 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 安打 |
日本:12年 | 1412 | .297 | 811 | 175 | 14 | 1543 |
米国:2年 | 0 | – | 0 | 0 | 0 | 0 |
各選手キャリアハイ
選手 | 年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 安打 |
浅村栄斗 | 2013年 | 144 | .317 | 110 | 27 | 14 | 172 |
松井稼頭央 | 2002年 | 140 | .332 | 87 | 36 | 33 | 193 |
中島裕之 | 2008年 | 124 | .331 | 81 | 21 | 25 | 161 |
2014年以降の浅村栄斗選手は、長打力が減少傾向にありますが年齢的に伸びしろがあるので更なる覚醒が期待されます。
それを踏まえて2013年に打点王のタイトルを獲得した要因を見みていきます。
当時、中村剛也選手がシーズン途中に怪我をしてしまった事とそれにより急きょ4番というポイントゲッターを獲得したことが気持ち的に大きかったのではないでしょうか?
4番の仕事はランナーを返す、つまりは点を取ることにあり言い換えれば得点を稼げる立場でもある訳です。
「チャンスを確実にものにする」というだけで、打点王獲得が見えてくるわけですね!
ただ、本人も口にしている通り、トリプルスリーを目指していくのであれば今後、更なる飛躍が求められるます。
現西武4番である中村剛也選手は、毎年怪我に悩まされている現状にあります。
今後も浅村栄斗選手が4番を打つ機会は多くなることが予想されますね。
トリプルスリーを実現できる数字を出せば、不動の4番としても十分にやっていけるかと思います。
2013年に記録した27本以上の本塁打を打てば他球団の4番とも互角以上に渡り合うことは十分に可能です。
4番もできるユーティリティプレイヤーとしての成長にも期待していきたいと思います!
大阪桐蔭出身の先輩・後輩との仲は?
大阪桐蔭出身のプロ野球選手以前と比べかなり増えました。
浅村栄斗選手は同校の先輩・後輩とはどのような関係なのか気になりますね。
大阪桐蔭出身のプロ野球選手
▲日本ハム・中田 翔(なかた しょう)選手
▲西武・中村 剛也(なかむら たけや)選手
▲阪神・藤浪 晋太郎(ふじなみ しんたろう)選手
▲阪神・西岡 剛(にしおか つよし)選手
▲中日・平田 良介(ひらた りょうすけ)選手
▲西武・森 友哉(もり ともや)選手
森友哉選手以外、すべて侍ジャパン経験者のそうそうたる顔ぶれです!
森友哉選手も候補まで名前が挙がりましたので近い将来、侍ジャパン入りは確実でしょう。
2015年の5/12に行われた試合では中田選手が浅村選手をからかう場面も見られたことから、先輩との関係も良いようですし、その他の選手に関しても特に仲が悪いというような話は聞きません。
どの先輩・後輩とも関係は良好なのではないかと思われますね。
他校の先輩後輩は以外と仲が悪かったりするのですが大阪桐蔭出身の選手たちは仲が良いことでも知られていて、大阪桐蔭では先輩の世話を後輩がするという一般的な習慣がありません。
浅村選手の後輩、森選手が敬語を使ってこないという話もありますから、気心の知れたお互いに関わりやすい間柄なのではないかと推測されますね。
同じ理由で先輩の中村剛也選手とも仲が悪いということはないでしょう!
プロ野球の世界ではチームもバラバラになっていくのが普通ですが、それでも同じ高校出身者が多いというのは気持ち的に心強いのではないでしょうか?
2017年シーズン
2017年シーズンは現在迄、打率は3割3分を越え、パリーグトップの打点を誇る浅村栄斗選手。
目下絶好調です。
その秘訣は、フルスイングが浅村選手の特徴でしたが、走者を進めるつなぎの意識を持って打席に入るようになったことが挙げられます。
特に3番に定着している浅村選手の前を打つルーキーの源田壮亮選手が絶好調。
チャンスで回ってくることが多い中で、ぶんぶんと振り回すのではなく、つなぎに行くことでチャンスに強く、打点を稼げる打撃に生まれ変わりました。
そして、今季からチームの主将を務めることになった浅村選手。
自分だけが目立とうとするのではなく、チームプレーに徹したことで、飛躍的に打撃が向上しました。
チームリーダーであることから、西武優勝のキー選手となりますね。
まとめ
以上、西武の浅村選手についてでした。
本人が目指しているトリプルスリーも決して夢物語ではありません。
西武中心選手として更なる覚醒とともにこの偉業に挑戦し続けてもらいたいですね!