出典:http://www.asahi.com/
秋山翔吾(あきやま しょうご)
生年月日 | 1988年4月16日(28歳) |
出身地 | 神奈川県横須賀市 |
身長 | 183cm |
体重 | 85kg |
ポジション | 外野手 |
投打 | 右投左打 |
プロ入り | 2010年 ドラフト3位 |
2015年にシーズン最多安打を記録し、一気に才能が開花した印象のある秋山選手ですが、
最多安打を獲得した翌年にあたる今年は首位打者というのも視野に入れた年に
なるのではないでしょうか?
年間最多安打 歴代ランキング
順位(年度) | 安打数 | 選手 |
球団 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
1位(2015) | 216 | 秋山翔吾 | 西武 | .359 | 55 | 14 |
2位(2010) | 214 | マートン | 阪神 | .349 | 91 | 17 |
3位(1994) | 210 | イチロー※ | オリックス | .385 | 54 | 13 |
4位(2010) | 206 | 青木宣親※ | ヤクルト | .358 | 63 | 14 |
5位(2010) | 204 | 西岡剛 | ロッテ | .346 | 59 | 11 |
5位(2007) | 204 | ラミレス | ヤクルト | .343 | 122 | 29 |
7位(2005) | 202 | 青木宣親※ | ヤクルト | .344 | 28 | 3 |
8位(2013) | 198 | 長谷川勇也※ | Sバンク | .341 | 83 | 19 |
9位(2001) | 195 | 小笠原道大 | 日ハム | .339 | 86 | 32 |
90位(2015) | 195 | 川端慎吾※ | ヤクルト | .336 | 57 | 8 |
※は、同年首位打者獲得
そこで、今回は秋山翔吾選手が2016年首位打者を
獲得できるかどうかについて見ていきたいと思います!
西武秋山2015シーズン覚醒は本物?首位打者は!?
年度別投手成績
2010年 (22歳) ドラフト3位 契約金5千万円
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | 年俸 |
2011年(23) | 110 | .232 | 21 | 1 | 8 | 1200万→1800万 |
2012年(24) | 107 | .293 | 37 | 4 | 10 | 3500万 |
2013年(25) | 144 | .270 | 58 | 13 | 13 | 6500万 |
2014年(26) | 131 | .259 | 47 | 4 | 3 | 6200万 |
2015年(27) | 143 | .359 | 55 | 14 | 17 | 1億5000万 |
通算:5年 | 635 | .290 | 218 | 36 | 51 | 3億4200万 |
タイトル:最多安打:1回 (2015年)
まず、秋山選手の昨シーズンの覚醒のきっかけとなった
出来事から見ていきたいと思うのですが、
きっかけとなったのはバッティングフォームの改造が挙げられますね!
秋山選手は2014年のシーズンオフに手術を受けており、
この後に現在のフォームへと改造したとされています。
以前のフォームが上から振り下ろすような打ち方だったのが、
バットを寝かせるように構えるように変化したことで、
強い打球を打とうという気持ちから当てていくスタイルに変化したということですね。
左)2014年 右)2015年 フォーム改造比較
結果として打率も向上、確実性も増したというわけです。
また、本人の言葉で言うとお子さんの誕生もきっかけの一つとなっているようですね。
お子さんが生まれたことでそれが発奮材料になっていることも間違いないでしょう!
それから、首位打者についてですが、
去年の成績である.359という打率を考えると可能性としては十分だと思います。
本命としてトリプルスリーであり、
首位打者となったソフトバンクの柳田選手がいますから、
難しい面もありますが、数字としては決して見劣りするレベルではありません。
相手がどうというよりも自分の去年の数字を超えるという認識で
プレイしていくことがタイトル獲得への条件ではないでしょうか?
秋山翔吾選手と柳田選手 2015成績
選手 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | OPS |
秋山翔吾 | .358 | 216/602 | 14 | 55 | 60 | 78 | .941 |
柳田悠岐 | .363 | 182/502 | 32 | 99 | 88 | 101 | 1.101 |
去年もそうですが、今年も6月17日現在、
3割を超えるアベレージを記録していることから、
一年だけの事ではなく、確かな実力を伴っていると感じますね。
秋山翔吾の嫁・家族・生い立ち、出身、経歴など
秋山翔吾選手のプロフィールを見ていくと
現在、28歳でポジションは外野手、なぜかニックネームは「うなぎ」だそうです。
ニックネームの由来はチームメイトで先輩でもある栗山選手が
「チームのエネルギー源になってほしい」という願いを込めて
名付けたそうですから、そこからも秋山選手に対する期待が感じられますね!
また、生い立ちについてですが、
神奈川県横須賀市出身で2歳から野球を始めています。
小学校に入ると中学生と陸上の練習をしていたことや少しでも早く一塁に
到達できるようにと野球好きのお父さんの指導で左打ちに変更するなど、
子供の頃から意識を高く持って練習に取り組んでいたことがわかります。
高校時代には横浜創学館高校で一年時からレギュラー、
3年生の夏には県ベスト8で残念ながら敗退してしまい、
甲子園には出場できませんでした。
このころから無名でありながらもドラフト候補に名前が挙がるほどになります。
八戸大学へ進学し、大学時代でも1年生時の春からレギュラーとして、
首位打者を始めとする数々のタイトルを獲得していますね!
その活躍がみのり、春秋連続でベストナインに選ばれています。
そして2010年にドラフトで3位指名を受け、
背番号は「55」で埼玉西武ライオンズに入団しました!
左)秋山翔吾選手 右)楽天ドラフト1位指名された塩見貴洋投手 ※2共八戸大出身
プロ入り後は2014年まで主に守備面での活躍が目立っていましたが、
2015年にフォーム変更と共に打撃が開眼、現在に至っています。
それから、家族構成についても触れていきますが、
嫁さんの彩香さんと2014年に誕生した長男の3人家族。
彩香さんとは小学校時代から幼馴染だったとのことで、
高校3年の時に秋山選手の方から告白したのが交際の始まりとなり、
2013年に7年の付き合いを経て結婚しました。
こうして家族ができたことが活躍の原動力になっている部分
も多いのではないでしょうか?
お母さんと妹さんです
以上、秋山翔吾選手についてとなります。
プロ入りしてしばらくは守備要員としての活躍が多かった秋山選手。
現在の活躍からすれば意外ともいえる経歴を持っていますが、
多くの場合、プロのような厳しい世界で生き残っていくには何らかのきっかけなり、
工夫が必要になるのは間違いなく、秋山選手の場合にも同じことが言えますね。
フォーム改造に踏み切ったことが現在の活躍の基盤になっていることは確かですし、
元々、打撃面でも素質はありましたから、きっかけ一つで化けたというよりは
素質が開花したと見るのが正しいでしょう!
ライバルでもある柳田選手の壁は厚いですが、
何とか首位打者のタイトルを獲得していただきたいと思います!