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2016年セパ交流戦セリーグはなぜこんなに毎年弱い?

2016年セパ交流戦セリーグはなぜこんなに毎年弱い?セ・パ交流戦

交流戦はこれまでパリーグ優勢で進むことが多くありましたね。

2016年6月20日現在もセリーグ46勝、パリーグ59勝となっています。

単純な話、パリーグの選手層がセリーグを上回っているだけなのかもしれませんが、

その他にも原因があることなのかもしれません。

そこで、どうして交流戦セリーグは毎年弱いのかについて見ていきたいと思います。

◆過去の交流戦リーグ対戦成績
 セ・リーグ勝数  パ・リーグ勝数 引分
2005年 104 105 7
2006年 107 108 1
2007年 66 74 4
2008年 71 73 0
2009年 70 67 7
2010年 59 81 4
2011年 57 78 9
2012年 66 67 11
2013年 60 80 4
2014年 70 71 3
2015年 44 61 3
通算 774 865 53
◆オールスター通算リーグ対戦成績
 セ・リーグ勝数  パ・リーグ勝数 引分
2015年迄 77 80 10
◆日本シリーズ通算リーグ対戦成績
 セ・リーグ勝数  パ・リーグ勝数 引分
2015年迄 35 31

※過去10年は セ3勝・パ7勝

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セパのレベルが違う?人気のセ、実力のパは未だ健在!

まず、見ていきたいのはセリーグとパリーグのレベルの違いについてですが、

確かに過去を見ていくと田中将大選手、松坂大輔選手、イチロー選手、

ダルビッシュ選手などそうそうたる顔ぶれはすべてパリーグ出身者であり、

そこだけを見ればパリーグの方がレベルは高いのではと思ってしまいます。

ですが、一部のスター選手の存在だけで勝敗の優劣は決まりませんし、

何よりも野球はチームスポーツですから、総合力がモノを言いますので、

要因を探っていくと一つは全体的なチーム力でパリーグが上回っていると

いうことになるでしょう。

過去と比較すれば一部の選手の能力云々は差が無くなってきていますが、

その他にもDH制(指名打者制)などパリーグならではのルールがある点も

大きいのではと考えられますね。

DH制は早い話が投手の代わりに打つ専門の選手を入れる制度のことですが、

セリーグだと基本、投手は打つ能力が低いですので、

打てばラッキーという認識で捉えてしまいます。

しかし、パリーグでは外国人をDH(指名打者)に入れてもいいわけですから、

極端に言うとクリーンナップを打たせても問題ないことになり、

セリーグでは良くてバントのポジションにある打順でもパリーグなら

一発が狙える選手を配置することも可能となりますよね?

つまり、DHは戦術の幅が大きく広がることを意味していますので、

制度に慣れているかどうかも成績に繋がってきているのではないでしょうか?

パリーグではDH専門として選手を獲得するケースも少なくありませんから、

選手層という点でセリーグが若干不利なのも否めないわけですね。

交流戦・日本シリーズセリーグの黒歴史

交流戦や日本シリーズでもいわゆる黒歴史がセリーグには存在しています。

交流戦を例に取るとパリーグ球団に2011年まで7連覇を許したことや、

2010年に1位から6位までをパリーグに独占され、

2009年には広島がロッテにプロ野球記録となる

1イニング14連続得点を喫する事態まで起こっていますね。

他にも15分で10者連続安打が2試合あったこともありました。

実績もですが、この辺りも原因となってセリーグは交流戦に

弱いと言われるようになったわけです。

◆過去の優勝表
 優勝チーム  チーム勝数 リーグ勝数
2005年  千葉ロッテマリーンズ  24勝11敗1分  パ 105勝104敗7分
2006年  千葉ロッテマリーンズ  23勝13敗  パ 108勝107敗1分
2007年  北海道日本ハムファイターズ  18勝5敗1分  パ 74勝66敗4分
2008年  福岡ソフトバンクホークス  15勝9敗  パ 73勝71敗
2009年  福岡ソフトバンクホークス  18勝5敗1分  セ 70勝67敗7分
2010年  オリックス・バファローズ  16勝8敗  パ 81勝59敗4分
2011年  福岡ソフトバンクホークス  18勝4敗2分  パ 78勝58敗9分
2012年  読売ジャイアンツ  17勝7敗  パ 67勝66敗11分
2013年  福岡ソフトバンクホークス  15勝8敗1分  パ 80勝60敗4分
2014年  読売ジャイアンツ  16勝8敗  パ 71勝70敗3分
2015年  福岡ソフトバンクホークス  12勝6敗  パ 61勝44敗3分

また、黒歴史は日本シリーズにも存在していて、

交流戦が始まる前まではセリーグとパリーグは

日本シリーズでのみ対する形だったわけですが、

代表的なのは当時近鉄の加藤哲郎(かとう てつろう)選手が

「巨人はロッテより弱い」発言をした事件ですね。

この時、日本シリーズは巨人と近鉄で争われていたわけですが、

近鉄が初戦から3連勝、その際に「たいしたことなかった」と加藤選手が

発言したことに端を発して、その後、その発言に発奮した巨人が4連勝、

日本一に輝いたという逸話でした。

今回のテーマとは関連性が低い話ですが、見方によってはシーズン中の方が

きつかったという旨の発言でしたので、結果的には巨人が日本一になりましたが、

当時から実力面ではパリーグの方が上回っていたということなのかもしれません。

その事も踏まえると人気のセ、実力のパという言葉にも皮肉だけとは言い切れない

部分が存在していますね。


以上、どうして交流戦セリーグは毎年弱いのかについてでした。

実力面では以前ほどの差は感じませんが、ソフトバンク等は実力面でも

頭一つ抜けていますし、そうしたチームと戦ってきたことによる経験も

パリーグが全体的に強い理由の一つとして挙げられるのではないでしょうか?

昔はセリーグも巨人と競う形で切磋琢磨していた印象ですが、以前に比べると

それもなくなってきていますから、ある意味で柱が無い状態とも言えます。

なので、お互いの実力が開いてきている背景には単純な力量差に留まらない

様々な要因があると見て間違いはないかと思いますよ!

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