3月20日から12日間にわたって甲子園球場で行われる
第88回センバツ高校野球の出場校が発表されました。
地域 | 秋季成績 | 高校名 | 出場回数 | 都道府県 |
21世紀枠 | 県準V | 釜石 | 20年ぶり2回目 | 岩手 |
県V | 小豆島 | 初出場 | 香川 | |
県8強 | 長田 | 初出場 | 兵庫 | |
北海道 | 優勝 | 札幌第一 | 初出場 | 北海道 |
東北 | 優勝 | 青森山田 | 11年ぶり2回目 | 青森 |
準V | 八戸学院光星 | 3年連続9回目 | 青森 | |
関東 | 優勝 | 木更津総合 | 2年連続3回目 | 千葉 |
準V | 常総学院 | 2年連続9回目 | 茨城 | |
4強 | 桐生第一 | 2年ぶり5回目 | 群馬 | |
4強 | 東海大甲府 | 25年ぶり5回目 | 山梨 | |
8強 | 花咲徳栄 | 3年ぶり4回目 | 埼玉 | |
東京 | 優勝 | 関東第一 | 2年ぶり6回目 | 東京 |
東海 | 優勝 | 東邦 | 11年ぶり28回目 | 愛知 |
準V | いなべ総合 | 初出場 | 三重 | |
北信越 | 優勝 | 敦賀気比 | 2年連続7回目 | 福井 |
準V | 福井工大福井 | 12年ぶり4回目 | 福井 | |
近畿 | 優勝 | 大阪桐蔭 | 2年連続8回目 | 大阪 |
準V | 滋賀学園 | 初出場 | 滋賀 | |
4強 | 龍谷大平安 | 4年連続40回目 | 京都 | |
4強 | 明石商 | 初出場 | 兵庫 | |
8強 | 智弁学園 | 2年ぶり10回目 | 奈良 | |
8強 | 市和歌山 | 11年ぶり5回目 | 和歌山 | |
中国 | 優勝 | 創志学園 | 5年ぶり2回目 | 岡山 |
準V | 南陽工 | 7年ぶり5回目 | 山口 | |
4強 | 開星 | 6年ぶり3回目 | 島根 | |
四国 (神宮) |
優勝 | 高松商 | 20年ぶり26回目 | 香川 |
準V | 明徳義塾 | 2年ぶり16回目 | 高知 | |
4強 | 土佐 | 3年ぶり8回目 | 高知 | |
九州 | 優勝 | 秀岳館 | 13年ぶり2回目 | 熊本 |
準V | 海星 | 15年ぶり5回目 | 長崎 | |
4強 | 鹿児島実 | 5年ぶり9回目 | 鹿児島 | |
4強 | 日南学園 | 12年ぶり5回目 | 宮崎 | |
地域 | 秋季成績 | 高校名 | 出場回数 | 都道府県 |
昨秋に行われた秋季大会の成績を
ベースにして選ばれる一般選考での28校に、
昨年11月に行われた明治神宮大会で
優勝した地域に与えられる「明治神宮大会枠」1校の計29校。
に加えて野球の練習に困難な状況を克服した学校や
ボランティア活動などで地域に貢献した学校を
対象に推薦で選出される「21世紀枠」3校を
含めた32校が選ばれました。
出場するのは21世紀枠など含めた全32校
21世紀枠からは
岩手・釜石高校、
香川・小豆島高校、
そして兵庫・長田高校が選ばれました。
小豆島高校と長田高校は初出場となります。
また、一般選考では
北海道・札幌第一高校や
滋賀・滋賀学園高校など4校が初出場を決めました。
山梨・東海大甲府高校は実に25年ぶりの出場。
京都・龍谷大平安高校は今大会では史上最多の40回目の出場となります。
21世紀枠で甲子園出場が決定した長田高校。選ばれた理由とは?メンバー紹介
2016センバツ高校野球 今大会の注目校・選手は!?
センバツ高校野球の出場校の中には、
プロからも注目される選手も数多くいます。
2012年には春夏連覇を果たすなど脅威の強さを誇る
大阪・大阪桐蔭高校の高山優希投手は、強豪高のエース。
MAX150キロのストレートを投げ込む今大会屈指の左腕です。
昨年の春にセンバツを制した福井・敦賀気比高校のエースとして
プロからも注目される山崎颯一郎投手。
188cmの長身から140キロ台のストレートを投げ込み、
「北陸のダルビッシュ」の異名もあるほどの好投手です。
選抜高校野球 連覇なるか敦賀気比 山崎颯一郎投手の活躍を大胆予想!
その他にも
愛知・東邦高校の藤嶋健人投手は
投げては146キロの勢いあるストレートを誇り、
打っては30発以上の本塁打を放っている右のスラッガーです。
投打にわたってプロに注目されるセンス十分の注目選手です。
岡山・創志学園高校のエース・高田萌生投手は
「松坂2世」と言われるほど。
福岡ソフトバンク・松坂大輔投手に似たフォームから
繰り出す150キロの豪快なストレートが武器の右投手。
千葉・木更津総合高校の峯村貴希選手は
1年生ながら、逆方向へもホームランが
打てるパワーを持った注目の遊撃手です。
今大会の優勝予想!!
夏の高校野球は暑さとの戦いで、
投手だけでなく野手の攻撃力がどれだけ高いかも重要なカギを握ります。
その一方でセンバツ高校野球は、過ごしやすい春に行われるとあって、
投手がその持ち味を存分に発揮しやすいとされています。
つまり、夏はチーム総合力が問われる一方で
春のセンバツは投手力が勝るチームが有利となる傾向があります。
その点では、やはりプロからも注目される好投手がいるチームが
優勝候補として挙がってくるでしょう。
高校球界屈指の左腕である高山優希投手がいる強豪・大阪桐蔭高校。
大阪桐蔭 全国大会の戦績
選抜 | 出場7回 優勝1回 準優勝0回 |
通算勝敗数 | (春)15 勝 6 敗 |
選手権 | 出場8回 優勝4回 準優勝0回 |
通算勝敗数 | (夏)29 勝 4 敗 |
山崎颯一郎投手をエースに据え春連覇を目指す敦賀気比高校。
敦賀気比高校 全国大会の戦績
選抜 | 出場6回 優勝1回 準優勝0回 |
通算勝敗数 | (春)12 勝 5 敗 |
選手権 | 出場7回 優勝0回 準優勝0回 |
通算勝敗数 | (夏)12 勝 7 敗 |
投打の中心的存在である藤嶋健人投手がいる東邦高校。
東邦高校 全国大会の戦績
選抜 | 出場27回 優勝4回 準優勝2回 |
通算勝敗数 | (春)50 勝 23 敗 |
選手権 | 出場16回 優勝0回 準優勝1回 |
通算勝敗数 | (夏)17 勝 16 敗 |
この3校は優勝の可能性が十分にあるのではないでしょうか。
まとめ
32校が頂点を目指して戦うセンバツ高校野球。
昨年は福井・敦賀気比高校が見事栄冠に輝きました。
当然、今年も優勝候補ではありますが、春連覇は意外と難しく、
1981年、1982年の大阪・PL学園高校以来現れていません。
優勝候補と目される高校はありますが、
必ずしも順当にはいかず、連覇を狙う高校にとっては壁も高いのが現実です。
注目の選手はセンバツの舞台でどんな活躍を見せるのか、
そして栄冠はどこの高校に輝くのか、
目が離せない球児たちの熱い戦いがまもなく始まります。