出典:http://blog.livedoor.jp/
ホームラン王と言えばパワーに優れた外国人選手が
有利とされていますが、パリーグでは日本人選手が獲得するケースも多いので、
ある意味、セリーグよりも予想しづらい面がありますね。
前年である2015年度は西武のおかわり君こと中村剛也選手が受賞しましたが、
今年は誰が獲得するのかも興味深いところでしょう!
そこで、今年(2016年)のパリーグホームラン王を予想してみましたのでご覧ください。
パ・リーグ過去10年のホームラン王・本塁打王
年度 | 選手 | 球団 | 本塁打 | 打率 | 打点 | OPS |
2015 | 中村剛也 | 西武 | 37 | .278 | 124 | .926 |
2014 | メヒア | 西武 | 34 | .290 | 73 | .950 |
2014 | 中村剛也 | 西武 | 34 | .257 | 90 | .963 |
2013 | アブレイユ | 日ハム | 31 | .284 | 95 | .863 |
2012 | 中村剛也 | 西武 | 27 | .228 | 79 | .792 |
2011 | 中村剛也 | 西武 | 48 | .269 | 116 | .973 |
2010 | T-岡田 | オリックス | 33 | .284 | 96 | .933 |
2009 | 中村剛也 | 西武 | 48 | .285 | 122 | 1.010 |
2008 | 中村剛也 | 西武 | 46 | .244 | 101 | .889 |
2007 | 山崎武司 | 楽天 | 43 | .261 | 108 | .936 |
2006 | 小笠原道大 | 日ハム | 32 | .313 | 100 | .970 |
OPSで探る本塁打王候補の比較!そもそもOPSとは?
本塁打王を予想する中で外せないのがOPSという項目ですね!
OPSとは出塁率と長打率を足し合わせたもので、
特にOPSでは長打率が強く反映されるため、
言い換えれば長打率の高さがOPSの高さに繋がってくるわけです。
長打率が必ずしも本塁打の数と比例するとは言い切れませんが、
長打の延長線上にあるのが本塁打であることを踏まえると
その関連性は高いと言っていいですよね?
シーズン歴代 OPSランキング
順位(年度) | OPS | 選手 |
球団 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
1位(1974) | 1.293 | 王貞治 | 巨人 | .332 | 107 | 49 |
2位(1986) | 1.258 | R.バース | 阪神 | .389 | 109 | 47 |
3位(1973) | 1.255 | 王貞治 | 巨人 | .355 | 114 | 51 |
4位(1985) | 1.244 | 落合博満 | ロッテ | .367 | 146 | 52 |
5位(2013) | 1.234 | バレンティン | ヤクルト | .330 | 131 | 60 |
6位(1986) | 1.232 | 落合博満 | ロッテ | .360 | 116 | 50 |
7位(2002) | 1.223 | カブレラ | 西武 | .336 | 115 | 55 |
8位(1967) | 1.211 | 王貞治 | 巨人 | .326 | 108 | 47 |
9位(1966) | 1.210 | 王貞治 | 巨人 | .311 | 116 | 48 |
10位(1976) | 1.204 | 王貞治 | 巨人 | .325 | 123 | 49 |
その上で見たときに去年を例に取るとOPSで一位だったのは
トリプルスリーで知られるソフトバンクの柳田悠岐選手なので、
本塁打王の候補の一人に挙げられるのは間違いありません。
これにOPS3位の中村剛也選手、順位は13位と低いですが、
過去に本塁打王獲得の経験もあるメヒア選手辺りが入ってくる形になってくるでしょう。
2015パ・リーグ ホームラン王・本塁打王 トップ10
順位 | 選手 | 球団 | 本塁打 | 打率 | 打点 | OPS |
1 | 中村剛也 | 西武 | 37 | .278 | 124 | .926 |
2 | 松田宣浩 | Sバンク | 35 | .287 | 94 | .889 |
3 | 柳田悠岐 | Sバンク | 34 | .363 | 99 | 1.101 |
3 | レアード | 日ハム | 34 | .231 | 97 | .789 |
5 | 李大浩 | Sバンク | 31 | .282 | 98 | .892 |
6 | 中田翔 | 日ハム | 30 | .263 | 102 | .817 |
6 | メヒア | 西武 | 27 | .235 | 89 | .778 |
8 | デスパイネ | ロッテ | 18 | .258 | 62 | .814 |
9 | 森友哉 | 西武 | 17 | .287 | 68 | .825 |
9 | ペーニャ | 楽天 | 17 | .268 | 40 | .845 |
9 | 糸井嘉男 | オリックス | 17 | .262 | 68 | .780 |
OPS、本塁打数という2点から見たときには柳田選手と中村選手が候補として
挙がってくるのですが、これまでの実績を踏まえると大本命は中村選手、
それを追う形として柳田選手になってくるかと思われます。
2016年今年ホームランキングをずばり予想!
それらを踏まえた上で今年のキングを予想してみると
やはりおかわり君こと中村剛也選手が最有力として挙げられますね!
OPSも無論重要になってはくるのですが、中村剛也選手の場合、
本塁打を含む長打を常に狙える立場にあることも要因の一つとしては挙げられます。
本命の一人でもある柳田悠岐選手は確かに数字では素晴らしいですし、
去年もあと一歩の所まで迫っていましたから、可能性としては十分です。
ですが、本塁打を常に意識して打っているタイプとは異なりますから、
過去に48本の本塁打を2度記録している中村選手が同様の数字を出した時に
同じレベルの数字を出せるかは疑問が残る部分でもあるでしょう。
本塁打王は本命となっている選手たちの状態によっては低い数字になることも
少なくないタイトルですが、狙いに行くなら過去最高の数字を塗り替えるぐらいの
気持ちで臨む必要があるのではないでしょうか。
2016年6月16日時点での成績は過去にタイトル獲得経験のある
西武のメヒアが22本で単独トップを走っており、
日本ハムのレアードが20本で追っている形になっています。
このまま外国人選手が獲得するのか、
それとも実績十分の中村剛也選手が巻き返すのかに注目が集まりますね!
以上、2016年のパリーグホームラン王の予想となります。
現在、トップであるメヒアがOPSの面でも2位につけているなど、
かなり調子が良い状態ですのでこのまま行く可能性も出てきていますが、
前半戦でもありますし、まだまだこれからといった感じではないでしょうか。
基本的にセリーグの本塁打のタイトルが外国人優勢である現状を踏まえると
パリーグでは日本人の本塁打王を見たいですから、
中村選手を始めとした今後の日本人選手の奮起に期待したいと思います!
シーズン最多本塁打比較
獲得ランク | 選手 | 年度 | 本塁打 | OPS |
A | 中村剛也(西武) | 2009 | 48 | 1.010 |
A | メヒア(西武) | 2014 | 34 | .950 |
B | レアード(楽天) | 2015 | 34 | .789 |
B | 柳田悠岐(Sバンク) | 2015 | 34 | 1.101 |
C | 中田翔(日ハム) | 2015 | 30 | .817 |
C | 松田宣浩(Sバンク) | 2015 | 35 | .889 |