早稲田実・清宮幸太郎の経歴は？プロでホームラン王になれるか

早稲田実・清宮幸太郎の経歴は？プロでホームラン王になれるか高校通算本塁打記録を更新した注目の左のスラッガーである早稲田実業高校・清宮幸太郎選手。

その進路は果たしてプロか、大学進学か…

これによって、今年のドラフト戦線は大きく左右されることになるでしょう。

そんな清宮選手の経歴や今後の進路などもチェックしてみましょう。

清宮幸太郎の経歴・生い立ち

清宮 幸太郎（きよみや こうたろう）-早稲田実業高校 (2015 – 2018)

早稲田実業高校の清宮幸太郎選手は1999年5月25日生まれ、東京都新宿区の出身です。

お父さんは清宮克幸さん。

清宮 克幸（きよみや かつゆき）-1967年7月17日（歳）

かつては早稲田大学のラグビー部主将を務めサントリー就職後もラグビーで活躍。

引退後は母校・早稲田大学〜サントリー監督を務めました。

2011年からはヤマハ発動機ジュビロの監督を務めています。

あの五郎丸歩選手が所属していたチームで、清宮選手自身も五郎丸選手とは顔馴染みで、仲が良いそうです。

一方でお母さんは慶應義塾大学出身。

その頃はゴルフ部・主将を務めたそうで、現在左打ちの清宮選手ですが、左打者転向を進めたのはお母さんだったそうです。

そうなると清宮選手はスポーツではサラブレッドといっても過言ではありません。

ちなみに清宮選手のは4つ年下の弟さんがいます。

名前は福太郎さん。

小学生のころは兄・幸太郎さんと同じく、「東洋北砂リトル」に所属し、日本一・世界一に輝いた実績もあります。

もしかしたらお兄さん以上に注目される存在になるかもしれません。

そんな清宮幸太郎選手は小学4年のとき、「東京北砂リトル」に入団します。

2012年、エースで4番だった清宮選手はリトルリーグ世界選手権で小学生ながら最速129キロのストレートを投げ、打っては3本塁打をマーク。

「和製ベーブ・ルース」の異名を取りました。

また2013年の正月特番では当時広島に在籍していた、現在大リーガーの前田健太投手と対戦。

決め球のカーブをライト前にはじき返しました。

オフであったため、マエケン自身もシーズンさながらの投球とはいかないものの、日本を代表する投手からヒットを放ち、「清宮幸太郎」の名前はより全国に広まりました。

清宮幸太郎の中学時代

早稲田実業中学校に進学した清宮選手は「調布リトルシニア」に所属。

ファーストを守るようになりました。

ただ、腰を疲労骨折し、約1年間、プレーから遠ざかったという苦しい時期を経験しました。

中3の夏にようやく復帰し、チームを優勝に導く活躍を見せました。

小学生時代から野球に打ち込み、その積み重なった疲労が骨折につながったのでしょうが、それでもめげることなく、復帰後にすぐに結果を残すところは並みの中学生ではありません。

シニアリーグに所属していた清宮選手ですが、中学校では意外にも英語部に所属。

学業も優秀で、英語も流暢に離すことが出来るそうです。

海外での試合経験もあり、将来はメジャーにに挑戦…ということもあるかもしれません。

そうした目標もまた英語力を高めた理由なのかもしれません。

早稲田実業高校 進学後

清宮選手は現在身長184cm、体重100kgと、すでにスラッガーとしてプロの体に仕上がっている堂々とした体格です。

これもご両親譲りなのかもしれません。

早実1年 ( 2015年 )

1年の春からベンチに入り、入学直後の4月に一発を放ちました。

これがその後は高校通算史上最多本塁打記録につながる第1号本塁打となったのです。

1年の秋の大会が終了した時点で、すでに通算本塁打は22を数えました。

その年に出場した夏の甲子園ではいきなり2本塁打を放ち、高校に進学後もその長打力には磨きがかかってきました。

夏甲子園 打者成績 ( 2015年 )

早実2年 ( 2016年 )

2年になると、その本塁打のペースは一気に速まります。

この年、チームは惜しくも春夏ともに甲子園への出場はなりませんでしたが、清宮選手のバットは鋭さを増しました。

早稲田実業高校という都内名門校だけに、練習試合も多く組まれたことが本塁打ペースをさらに押し上げるポイントともなりました。

2年の秋の最後の練習試合が終了した時点で、実に78本塁打となったのです。

秋季〜明治神宮大会 打者成績 ( 2016年 )

早実3年 ( 2017年 )

3年になっても本塁打のペースは衰えません。

チームはこの年の春の選抜に出場しましたが、清宮選手自身のバットからは快音は聞かれず。

選抜甲子園 打者成績 ( 2017年 )

しかし、練習試合などで本塁打を積み重ね、今年夏の西東京大会、八王子学園八王子高校戦で、高校通算本塁打最多記録に並ぶ107号の本塁打を放ったのです。

夏東京予選 打者成績 ( 2017年 )

その後、U-18日本代表侍ジャパンに選ばれた清宮選手は千葉工業大学との練習試合に木製バットで108号本塁打をマーク。

本塁打記録を更新、さらにその記録を伸ばしています。

清宮が１０８号、高校通算歴代最多に　野球Ｕ１８ 2017年8月25日
野球のＵ１８（１８歳以下）日本代表の清宮幸太郎（早稲田実）が２５日、千葉県内で行われた大学生チームとの練習試合で、高校通算歴代最多となる１０８号本塁打を放った。清宮は４番一塁で先発し、五回無死一塁から右越えに運んだ。　清宮は７月２８日の第９９回全国高校野球選手権西東京大会準決勝でソロ本塁打を放ち、これまでの高校通算最多本塁打とされる山本大貴（兵庫・神港学園）の１０７本に並んでいた。

2017.8.28時点で通算109本をマークしています。

歴代高校通算本塁打数

プロでホームラン王になれるか

現在、清宮幸太郎選手は進学かプロ入りかで揺れているようです。

学業優秀で、勉強熱心な清宮選手。

進学も当然、視野に入れていることでしょう。

ただ、プロ志望届を提出すれば、間違いなくドラフトの超目玉。

多くの球団が1位指名をしてくるでしょう。

競合必至の逸材なのは間違いありません。

左のスラッガー、スター選手の獲得は、チームの人気アップにもつながるでしょうから、どの球団も喉から手が出るほどほしいことでしょう。

将来は本塁打王を獲得できるだけの素質は十分にあるだけに、国内の球団のほとんどが清宮選手に注目しています。

まとめ

今年のドラフトの超目玉である清宮選手。

高校通算本塁打はあまりアテにならないという言葉も耳にします。

それでも清宮選手の場合、単にパワーがあるだけでなく高い打撃センスも持ち合わせており、将来は本塁打王だけでなく、三冠王を獲得できる可能性もあるでしょう。

プロに進むか、大学に進学するか、その動向が注目されます。

いずれにしても今後、清宮選手が上の舞台でさらなる覚醒が出来るか注目されます。