プロ注目の左腕の一人である日大三高の櫻井周斗投手。
今年の注目スラッガー・清宮幸太郎選手を見事に封じ込んだことでも話題となりました。
そんな櫻井投手の経歴を振り返りながら、ドラフトの行方も占ってみます。
櫻井周斗の経歴・生い立ち
櫻井 周斗(さくらい しゅうと)-日大三高 ( 2015 – 2018 )
生年月日 | 1999年6月25日(歳) |
出身地 | 埼玉県所沢市 |
身長 | 177cm |
体重 | 81kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 左投左打 |
プロ入り | 牛沼小学校〜所沢東中学校〜日大三高 |
備考 | MAX149km スライダー・カーブ・チェンジアップ |
日大三高の櫻井周斗(さくらい しゅうと)投手は1999年6月25日生まれ、埼玉県所沢市の出身です。
ご両親の経歴に関しては詳しい情報はありませんでしたが、お父さんは息子さんを熱心に応援しているようです。
野球を始めたのは牛沼小学校1年生のとき。
当時は軟式野球チームに所属していました。
6年生になるとヤクルトスワローズJr.チームに選ばれるほど。
それくらい、小学生の頃から野球センスが高かったのでしょう。
中学時代
小学校を卒業すると、地元・所沢の所沢東中学校に進学しました。
中学では「新座シニア」というチームに入り、投手を務めていました。
また俊足も大きな武器だったため、当時は「1番・投手」として起用されていました。
それだけその当時から運動神経の高さは群を抜いていたのでしょう。
日大三高校 進学後
中学卒業後は東京都内の強豪・日大三高に進学。
日大三高1年時 ( 2015年 )
1年の秋にはレギュラーをつかみましたがその当時は外野手。
日大三高2年時 ( 2016年 )
2年生時は、ピッチャーも平行して務めるようになります。
140キロ台の威力あるストレートと切れ味抜群のスライダーで次々と三振の山を築いていくピッチングは徐々にプロからも注目されるようになりました。
2年秋季大会の決勝戦で注目のスラッガー・清宮幸太郎選手がいる早稲田実業高校と対戦。
チームはサヨナラ負けを喫したものの、櫻井投手は清宮選手からスライダーで5打席連続三振を奪い、さらにその注目度が高まりました。
秋季〜明治神宮大会 投手成績 ( 2016年 )
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 4 | 2 | 44.2 | 9 | 24 | 58 | 16 | 1.81 |
秋季〜明治神宮大会 打者成績 ( 2016年 )
打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
26 | 9 | .346 | 11 | 3 |
日大三高3年時 ( 2017年 )
翌年の春には選抜にも出場。
この大会決勝戦に進出した大阪・履正社高校相手に終盤打ち込まれ、8回7失点。
それでも清宮選手と並んで注目されている左のスラッガー安田尚憲選手から3打席連続三振を奪いました。
プロから注目されている屈指のスラッガーに対し、次々と三振を奪うピッチングは圧巻でした。
選抜 投手成績 ( 2017年 )
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
1 | 8.0 | 7 | 8 | 13 | 6 | 7.88 |
3年夏の西東京大会予選では3回戦で強豪の国学院久我山高校と対戦した櫻井投手は、自身最速となる149キロをマーク。
第99回西東京大会 -投手成績 (2017 )
回戦・対戦校 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 自責点 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
三回戦 | 国学院久我山 | ○ | 11-8 | 8.1 | 5 | 13 | 5 | 5 |
四回戦 | 立川国際 | ○ | 13-0 | – | – | – | – | – |
五回戦 | 総合工科 | ○ | 3-2 | 4.2 | 4 | 0 | ||
準々決勝 | 東海大菅生 | ● | 0-5 | 9.0 | 8 | 9 | 5 | 4 |
3試合 | 防御率:3.27 | – | – | 22.0 | 17 | 9 |
身長177cm 体重81kg、どっしりとした下半身から繰り出されるストレートには威力があり、スライダーという三振が取れる武器を持っています。
コントロールにはまだまだ課題がありますが、これからまだまだ伸びていく将来性の豊かな左腕です。
ちなみに高校通算31本塁打という長打力も魅力で、投手、野手両面で高い野球センスを持っています。
第99回西東京大会 -打者成績 (2017 )
試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 |
4 | 17 | 4 | .235 | 5 | 1 |
2017年ドラフトは?
150キロ近いストレートを投げ込む櫻井投手にはプロのスカウトも注目しています。
阪神、巨人、広島、日本ハム、ロッテなどの球団が挙げられます。
球威と決め球がある左腕となれば、否が応でも注目度は高まるでしょう。
一方で櫻井投手本人はというと、夏の西東京大会で準決勝で敗れ、その際、今後については周囲の話をしながら決めたいと語りました。
果たしてプロに進むのか、大学社会人への道へ進むのか、周囲の意見を聞き、どのような決断を下すでしょうか。
まとめ
球威とスライダーが大きな武器の櫻井投手。
まだまだコントロールには課題があり、荒削りな側面も多いのが特徴です。
プロの世界で球威とともにコントロールを磨くか、それとも大学か社会人でプレーし、もう一段成長してからプロの世界に飛び込むか。
今年に関してはプロ野球に進むチャンスがありますが、それを本人がどう判断するかが注目されます。