第5日 -第1試合-3月24日(金)一回戦 9:00〜
前回選抜出場したときは東海大五高であった東海大福岡は粘り強い戦いで1985年以来となる32年ぶりの選抜出場。
対する兵庫・神戸国際大付属高校は昨年・秋季近畿大会で大阪桐蔭を破る金星をあげ準優勝に輝き、7年ぶり4回目出場。
ともに昨年秋の地区大会では準優勝に輝いた両校の対戦となります。
東海大福岡 vs 神戸国際大付 -2016年秋季成績
東海大福岡・注目メンバー
東海大福岡は昨年秋、僅差の試合をモノにして選抜出場を決めました。
粘り強さとわずかなリードを守りきるチーム力が最大の武器。
エースの安田大将投手はサイドハンド。
ストレートこそ130キロに届かない程度ですが、スライダーやシンカーなどの多彩な変化球で相手を幻惑するピッチングが持ち味です。
安田 大将(やすだ だいすけ)3年 – 東海大福岡:175cm70g 右投左打
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
12 | 105.0 | 26 | 75 | 62 | 16 | 2.23 |
東海大福岡高 主なスタメン -(2016年秋季成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 有安 晟真 | 中翼手 | 175/75 | 右投右打 | 3年 | 率.341(44打数15安打) | 0 | 3 |
2番 | 清水 雄大 | 二塁手 | 172/69 | 右投左打 | 3年 | 率.219(32打数7安打) | 1 | 3 |
3番 | 北川 穂篤 | 捕手 | 175/69 | 右投右打 | 3年 | 率.318(44打数14安打) | 0 | 5 |
4番 | 遠藤 秀斗 | 左翼手 | 180/77 | 右投左打 | 3年 | 率.300(40打数12安打) | 0 | 8 |
5番 | 星野 光紀 | 三塁手 | 173/68 | 右投左打 | 2年 | 率.395(38打数15安打) | 0 | 10 |
6番 | 佐田 健介 | 一塁手 | 182/83 | 右投右打 | 3年 | 率.429(7打数3安打) | 0 | 1 |
7番 | 中山 聖也 | 右翼手 | 185/85 | 右投右打 | 3年 | 率.095(21打数2安打) | 0 | 0 |
8番 | 橋本 尚樹 | 遊撃手 | 171/65 | 右投右打 | 3年 | 率.289(38打数11安打) | 0 | 10 |
9番 | 安田 大将 | 投手 | 175/70 | 右投左打 | 3年 | 率.326(43打数14安打) | 0 | 3 |
神戸国際大付・注目メンバー
一方、神戸国際大付は7年ぶり4回目の選抜出場。
東海大福岡同様に1点差を守りきる試合や逆転勝利など、粘り強く勝利を積み重ねてきました。
投手は黒田倭人投手と岡野佑大投手という2枚看板がいます。
黒田投手は技巧派、岡野投手は速球派とそれぞれタイプが違うのも特徴です。
黒田 倭人(くろだ やまと)3年 – 神戸国際大附:166cm65kg 左投左打 MAX139km
登板 | 完投 | 完封 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
10 | 6 | 1 | 62.0 | 7 | 32 | 61 | 10 | 1.02 |
黒田投手は身長166センチの小柄な左ピッチャーながら、最速139キロのストレートとスライダーなど変化球を交えたピッチングが持ち味です。
県大会決勝の報徳学園戦では15奪三振を記録しています。
また岡野投手は最速145km を誇るストレートは威力十分です。
岡野 佑大(おかの ゆうだい)3年 – 神戸国際大附:178cm68kg 右投左打 MAX145km
登板 | 投球回 | 自責点 | 安打 | 三振 | 四死球 | 防御率 |
6 | 36.0 | 12 | 36 | 26 | 16 | 3.00 |
黒田投手、岡野投手ともに完投するだけのスタミナも十分です。
また昨年秋の秋季近畿大会準決勝、大阪桐蔭高校との試合ではこの2枚看板の投手リレーで強豪を撃破しました。
▲ 大阪桐蔭戦:岡野佑大投手8イニング被安打7失点3。
▲ 大阪桐蔭戦:9回表に逆転、裏から黒田倭人投手へ継投し見事勝利!!
打線の中心には4番の猪田和希選手がいます。
昨年秋の大会では4本塁打をマークするなど、長打力は折り紙つきです。
猪田 和希(いのだ かずき))3年 – 神戸国際大附:181cm78kg 右投右打 捕手
試合数 | 打数 | 安打 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 |
12 | 40 | 19 | .475 | 14 | 4 | 1 |
そのパワフルな打撃だけでなく、新チームになってからはキャッチャーに転向。
2枚看板の投手をリードする重要な役割も担っています。
神戸国際大付属高校 主なスタメン(2016年秋季大会成績)
打順 | 選手 | 守備 | 身長/体重 | 投打 | 学年 | 打撃成績 | 本 | 点 |
1番 | 森田 貴 | 三塁手 | 174/68 | 右投右打 | 3年 | 率.277(47打数13安打) | 0 | 6 |
2番 | 後藤 貴大 | 二塁手 | 163/65 | 右投左打 | 3年 | 率.455(44打数20安打) | 1 | 5 |
3番 | 片岡 大和 | 右翼手 | 173/74 | 右投左打 | 3年 | 率.455(44打数20安打) | 1 | 12 |
4番 | 猪田 和希 | 捕手 | 181/78 | 右投右打 | 3年 | 率.475(40打数19安打) | 4 | 14 |
5番 | 北山 凌大 | 左翼手 | 180/78 | 右投左打 | 3年 | 率.200(20打数4安打) | 0 | 6 |
6番 | 大丸 侑也 | 中翼手 | 160/73 | 左投左打 | 3年 | 率.310(29打数9安打) | 0 | 9 |
7番 | 荒木 恵亮 | 一塁手 | 170/67 | 左投左打 | 3年 | 率.447(38打数17安打) | 0 | 6 |
8番 | 田淵 友二郎 | 遊撃手 | 172/72 | 右投右打 | 3年 | 率.270(37打数10安打) | 0 | 9 |
9番 | 黒田 倭人 | 投手 | 166/65 | 左投左打 | 3年 | 率.300(20打数6安打) | 0 | 2 |
見どころ・勝敗予想
神戸国際大付属は打線の軸が安定し、個性の違う投手が二人揃っているというのも大きな強みと言っていいでしょう。
その点で東海大福岡よりも戦力的には層が厚く、有利となってくるのではないでしょうか。
東海大福岡は安田投手が粘り強い投球ができるかがカギとなりそうです。