2015年シーズンは3位と、Aクラスに入った千葉ロッテ。
優勝を目指すために、2016年シーズンに向けて
助っ人勢も大きく入れ替えを行いました。
2015年のセカンドのゴールデングラブ賞を獲得したものの
契約で折り合わず巨人へ移籍したクルーズ内野手、
昨季1軍では1度も登板がなかったペク・チャスン投手、
29試合に登板しながら防御率は4.97だったカルロス・ロサ投手、
来日2年目はわずか6試合で打率.091の成績に終わったハフマン外野手
の4選手を放出し、2選手を新たに獲得しました。
これにより、昨季9勝のイ・デウン投手、
左腕で5勝をマークしたチャン・グァンユウ投手、
18本塁打62打点をマークしたデスパイネ外野手を加えた
助っ人5人体制となりました。
では、新たに加入した2選手の今季の活躍期待度をチェックしてみましょう。
ジェイソン・スタンリッジ投手(37歳)
出典:http://m.sponichi.co.jp/
ジェイソン・スタンリッジ
生年月日 | 1978年11月9日(37歳) |
出身地 | アメリカ合衆国アラバマ州 |
身長 | 191cm |
体重 | 110kg |
ポジション | 投手 |
投打 | 右投右打 |
年俸 | 1億4000万円(2016年) |
期待値 | B |
NPB年度別投手成績
年度 | 登板 | 防御率 | 勝敗 | 投球回 | 三振 | WHIP |
2007年(28)SB〜 | 17 | 3.00 | 7勝1敗1H | 54.0 | 35 | 1.37 |
2008年(29) | 3 | 7.62 | 0勝2敗 | 13.0 | 8 | 1.77 |
209年(30) | — | — | — | — | — | — |
2010年(31)阪神〜 | 23 | 3.49 | 11勝5敗 | 126.1 | 98 | 1.25 |
2011年(32) | 25 | 2.92 | 9勝7敗 | 151.0 | 116 | 1.21 |
2012年(33) | 25 | 2.69 | 7勝12勝 | 150.1 | 102 | 1.19 |
2013年(34) | 26 | 2.74 | 8勝12敗 | 160.2 | 124 | 1.29 |
2014年(35)SB〜 | 26 | 3.30 | 11勝8敗 | 172.0 | 129 | 1.24 |
2015年(36) | 23 | 3.74 | 10勝7敗 | 144.1 | 81 | 1.34 |
NPB通算:8年 | 168 | 3.19 | 63勝54敗1H | 971.2 | 693 | 1.27 |
日本球界ではすっかりお馴染みとなったスタンリッジ投手。
2007年のシーズン途中に福岡ソフトバンクに入団し、2010年からは阪神、
そして2014年からは再び福岡ソフトバンクに在籍し、通算8年間で63勝をマークしています。
昨季も23試合に登板し10勝7敗という成績を残しました。
140キロ台後半のストレートにカーブ、チェンジアップ、スライダーなどの変化球で、
相手打者を打たせて取るピッチングを持ち味としています。
6年連続で20試合以上に先発しており、コンスタントに投げ続けている実績があり、
先発の一角としてローテーションを守ってくれることでしょう。
ただ37歳という年齢もあり、また昨季までの2年間は強力な福岡ソフトバンク打線の
援護もあって勝ち星を積み重ねただけに、
千葉ロッテでは果たしてどうか、その期待度はBでしょう。
ヤマイコ・ナバーロ内野手(28歳)
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/
ヤマイコ・ナバーロ
生年月日 | 1987年10月31日(28歳) |
出身地 | ドミニカ共和国サンペドロ・デ・マコリス |
身長 | 180cm |
体重 | 98kg |
ポジション | 内野手 |
投打 | 右投右打 |
年俸 | 1億4000万円(2016年) |
期待値 | C |
韓国プロ野球 年度別打撃成績
年度 | 試合数 | 打率 | 打点 | 本塁打 | 盗塁 | OPS |
2014年(26)三星 | 125 | .308 | 98 | 31 | 25 | .969 |
2015年(27) | 140 | .287 | 137 | 48 | 22 | .988 |
KBO:通算2年 | 265 | .297 | 82 | 79 | 47 | .979 |
キャンプ中の不祥事で、出場停止など何らかの処分があることでしょう。
その直前までオープン戦では2本塁打を放っていたのですが…。
2014年からは韓国プロ野球の三星ライオンズに在籍し、
2年目の昨季は48本塁打を放ち、韓国の助っ人外野手としては
最多の本塁打数を記録しました。
大リーグではわずか2本塁打に終わったナバーロ内野手ですが、
韓国では2年間で何と79本塁打と、そのパワーが炸裂しました。
その上、比較的三振も少なく、選球眼もあり、2年間で47盗塁と俊足でもある…
もはや欠点がないという感じですが、
果たして日本球界では通用するかどうかは別でしょう。
日本の変化球が多い配球にも適応できるかどうかは未知数です。
ただ、やはり不祥事の影響は大いにあるでしょう。
故意ではなかったとはいえ、日本の環境に馴染めるかどうかに不安が残ることもあり、
活躍の期待度は現段階ではCです。
2月26日(金)
ロッテ・ナバーロ「反省している」 スーツ姿で謝罪、落胆…
実弾を所持していたとして銃刀法違反の容疑で逮捕され、処分保留で釈放されたロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が25日、千葉市のQVCマリンフィールドで謝罪会見を開いた。
スーツで臨み「悪気はなかったが、事実を受け止めて反省している。空港で(実弾が)見つかって驚いた。カバンに入っていることすら分からなかった」と説明した。出身のドミニカ共和国では、国の許可を受ければ銃を所持できる。日本での違法性の認識については「日が浅く、考えたことがなかった」と気落ちした様子で話した。
同席した林信平球団本部長は「(処分は)いろんな面から適切な判断をしたい」と語った。26日以降のナバーロの調整については、球場施設などの使用に関して許可する考えを示した。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/
まとめ
千葉ロッテの2016年の助っ人補強は、
思わぬ苦境に立たされることになってしまいました。
新たな助っ人の獲得も目指さなくてはならないほどの状況と言ってもいいでしょう。
現有戦力と昨年から引き続き千葉ロッテでプレーする助っ人の奮起が必要となるでしょう。
この苦境を跳ね返せるか、そして新たな新助っ人の獲得はあるのかが注目されます。