阪神ドラフト1位大山悠輔　大学日本代表主砲の評価・経歴は？

阪神ドラフト1位大山悠輔 大学日本代表主砲の評価・経歴は？10月に行われたドラフト会議で、最も周囲を驚かせた指名と言えば、阪神のドラフト1位ではないでしょうか。

会場にはどよめきと、また若干のブーイングもあったと言います。

桜美林大学の佐々木千隼投手を指名するかと思いきや、一転して指名したのは白鴎大学の大山悠輔選手でした。

大山選手はドラフト1位に相応しい選手なのか、注目してみましょう。

大山悠輔の経歴・生い立ち

大山悠輔選手は1994年12月19日生まれの21歳。

茨城県下妻市出身で、ご両親と弟、2人の妹、さらにはおじいさん、おばあさんという大家族の中で長男として育ちました。

大山 悠輔（おおやま ゆうすけ）-阪神タイガース (2017 – )

小学1年のときに軟式野球を始め、中学に入っても引き続き軟式野球を続けました。

つくば秀英高に進んでから、本格的に硬式野球を始め当初のポジションはショート。

甲子園の出場経験はないものの高校時代は地肩も強かったことから、投手としてもプレーしていました。

この頃から、高校通算30本塁打の右の長距離砲、140キロ台のストレートを投げ込む投手でもあるという点で注目されていたのです。

主な高校生強打者の通算本塁打　-通算30本塁打編-

白鴎大学進学後も、ミートセンスあふれる打撃だけでなくパンチ力も大きな持ち味でした。

4年の春にはリーグ戦で関甲新学生リーグで驚異の打率.417、8本塁打をマークし本塁打と打点の2冠に輝き、しかもサードでベストナインにも選ばれました。

大学代表の4番も務めるなど打撃で注目を集め、阪神がなんとドラフト1位で指名したのです。

2016年 ドラフト

ところで、大山選手は韓国人なのではないかという噂があります。

さらには彼女も韓国人という噂もあります。

その出所は分かりませんが、現在のところ、大山選手に彼女がいるのかも不明ですし、大山選手自身が韓国人という噂に関しても根拠があるわけではないようです。

どうも顔の骨格が韓国人ぽいところから噂が流れたようですね。

大山悠輔が評価された訳

大山悠輔選手の一番の魅力は何と言っても打撃でしょう。

そのスイングは非常に力強く、右方向にも伸びていく打球は天性のスラッガーとしての資質を十分持ち合わせています。

初球からスイングしていく積極的な性格も持ち味の1つです。

白鴎大学1年の時から早くも4番に座ることがあるなど、その打撃には定評がありました。

白鴎大学時代 打撃成績

大学では全国大会出場の経験はなかったにもかかわらず、その打撃力の評価は高く、日米大学野球のメンバーとして、4番を任されるほど。

国際大会 打撃成績

昨年秋は、今ドラフトの超目玉でもあり、福岡ソフトバンクの1位指名を受けた創価大学の田中正義投手からも一発を放っています。

この長打力に加えて、サードの守備力も高いのが特徴。

元々、高校時代は投手をしていたこともあり、140キロを超えるストレートを投げ込んでいました。

それゆえ、サードからの送球も目を見張るものがあります。

攻守両面で非常にレベルが高いことこそが、大山選手が注目され、スカウトからも評価を得ていた理由なのでしょう。

金本監督の采配・レギューラー奪取の可能性は？

即戦力投手を指名する方針から一転し、いきなり大山選手を指名した阪神タイガース。

金本監督からしても、その素質には惚れこんでいるでしょうし、評価も非常に高いのだと思われます。

今季はサードのレギュラーとして新外国人選手のヘイグ選手に期待したものの、結局期待外れに終わりました。

その後、サードは二転三転しながら、シーズン終盤には鳥谷選手が守ることもありました。

鳥谷 敬（とりたに たかし）-阪神タイガース (2004 – )

それだけ流動的であることから、金本監督からしても、ぜひサードでレギュラーを奪い、チームの主軸を担ってほしいという思いは強いことでしょう。

もちろん、サードはベテランの鳥谷選手だけでなく、今成亮太選手、新井良太選手といった中堅どころもレギュラーを狙っています。

今成 亮太（いまなり りょうた）-阪神タイガース (2012 – )

新井 良太（あらい りょうた）-阪神タイガース (2011 – )

さらに、今季打撃で一気に台頭した原口選手がサードにコンバートすると言う方針もあるとか…。

原口 文仁（はらぐち ふみひと）-阪神タイガース (2010 – )

そうなると、ライバルは多そうですね。

阪神三塁手候補 2016成績

ただ、他球団からの評価はどうかと言えば、ドラフト1位ほどの評価をしているのは阪神だけのようです。

多くが、2位でも十分に指名できたのではないかという見方をしています。

ただ、ルーキーはプロに入ってみないと分からない部分もあります。

今季の高山俊選手のように1年目から1軍で結果を残す選手もいるのですから。

髙山 俊（たかやま しゅん）-阪神タイガース (2016- )

まとめ

ドラフト会議で大山選手が指名された時、かすかなブーイングも聞こえるほどでした。

しかしドラフト会議で指名され入団が決まってしまえば、順位も何も関係ありません。

大山選手が持つ天性の打撃力とパワーで雑音を吹き飛ばし、1位で指名してよかったと思われるような選手になってくれることが、阪神ファンの切なる願いでしょう。

どの球団もほしがる長打力のあるサードだけに、将来が楽しみなスラッガーです。